松山千春、鈴木雅之、玉置浩二、徳永英明、さだまさし…ここ数日、彼らが出したカバーアルバムばかりを聴いている。それぞれが、自分が影響を受けた歌、時代を超えて後世に残したいと思った歌など、それらを選曲した理由は様々である。
共通していることは、例えば上に挙げた5人は、他の人の歌を歌いつつも原曲の良さを決して損ねず、かつそれぞれの持ち味を存分に発揮して、それぞれの世界で歌い上げていること。誰もが素晴らしい。どの歌も素晴らしい。
鈴木雅之はカバーアルバム「DISCOVER JAPAN」シリーズを出しているが、1月16日に放送された鈴木雅之自身のラジオ番組で語っていた。
最初に鈴木雅之がソロ・ヴォーカリストとしてスタートする、その時のやっぱり思いっていうのはどんな曲を歌っても、やっぱり鈴木雅之色に染め上げてみたいと、その気持ち一心で歩き始めた。
カバーアルバム『群像の星』をリリースした玉置浩二。同アルバムリリース時のPRとして書かれてる。
歌は星である。空に輝き続ける。そしてまた歌は石ころのように街に転がり、人の心の中にも小さな花のように咲き続ける。玉置浩二がいま、彼の心に宿る数々の群像の星たちを歌い綴った初のカバーアルバムがついに完成
さだまさしもフォークソングカバーアルバム『アオハル49.69』をリリースする際に書いていた。
彼らの楽曲が現代の若い世代に届いた時、その音楽が如何に時代を超えた「良きもの」であるかに気づいて貰いたい
鈴木雅之が自身のカバーアルバムに「DISCOVER JAPAN」とのタイトルを付けたように、これらのアルバムから”日本のいい歌”をたくさん再発見でき、聴いているだけでどこか懐かしく温かな気持ちになる。
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