9月19日の「松山千春のON THE RADIO」

番組の全編を通して、フォークグループ、猫を経て、フォークデュオ、風のメンバーだった大久保一久さんが9月13日に死去されたことを語り、大久保さんを偲んで猫と風の曲をかけた。

最初に猫の「雪」(1972年)という曲をかけた。メロディが印象的でどことなく聴いたことがある気がしたので確認してみたら、作詞作曲は吉田拓郎だった。

 

 

一連の大久保さん、猫に関わる話しの中で、松山千春自身がグループでの音楽活動に向かないことについて語った。単純に笑えた。

(22分38秒時点から)

俺よぉ、まぁデビューの時からだけど、一人だべや。ずぅっと一人でシンガーソングライター、フォークシンガとしてね、やってきるべや。俺、グループってのが分かんないんだよ、正直。まぁ猫ももちろんそうだし、チューリップとか、あと六文銭、五つの赤い風船、アリス…アリスは分かりたくもないねぇ。赤い鳥、そしてハイファイセット、いろんなグループ、たくさんいましたけどね。

 

あのぉ、ハーモニーとかいろんな部分でね、ああ、助かるねぇ、っていう部分はあるんだろうけど、私、あのハーモニーがどうのこうのっていう…歌じゃないですからね。今まさにレコーディングしている曲なんかはね、もうほんとに、フォークソングの王道を行くような、歌ですから。だから、音楽性としては、まぁ彼らの方がほんとに音を楽しんで、やってるんだろうなぁっていう気はするんですよ。

 

俺もその誰か他のやつと、一緒にやってみたい…っていうね、気持ちがなかったっていうことはないんですけど、向こうが嫌がるだろうな。ねぇ~、おう?松山千春とやる?勘弁してくれよ、お前。何言われるか分からんぞ、お前。なぁ、もうパワハラの毎日だろう、みたいなね。そんなふうに思われるかもしれませんけどね。

 

ん~、確かにガキの頃からですねぇ~、みんなで一緒に、っていうのは、苦手なタイプだったなぁって思うしね。もし俺がグループを組んでたら真っ先に解散してたんではないかな、なぁ、そんなふうに思いますけどね。

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<サマーピクニック フォーエバー in つま恋(2009年)>

南こうせつ、伊勢正三、石川鷹彦、松山千春