<2021.9.13記事>

 

松山千春は9月12日の自身のラジオ番組で、青春時代について語っていた。あえて若い頃の時期を特定した言い方をしているが、その前に「俺も六十五になってるけどさ、青春と言えばまだ青春のような気もする」と語っていた。

 

 

長渕剛は2016年のファンクラブ・ライブの中で「俺は生涯青春でいく!」と語っていた(以下<2020.7.22記事>)。長渕剛らしい語りは、聞いていて、いい意味で微笑ましい。

 

アメリカの詩人、サミュエル・ウルマンは原詩「青春」で

 

「青春とは人生の或(あ)る期間を言うのではなく心の様相を言うのだ」

「人は自信と共に若く 恐怖と共に老ゆる」

 

と歯切れよく格調高く詠った。

 

生涯青春―年齢や時期に関係なく、心の持ちように青春がある。

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<2020.7.22記事>

 

(長渕剛/『Tsuyoshi Nagabuchi ONE MAN SHOW』)

 

長渕剛主演の映画「太陽の家」のBlu-ray&DVDが9月18日に発売される。

現在の長渕剛が演じるならば、ヤクザ役よりもこうした人間味溢れる父親役だろう。

 

この映画、去年のCinema&Liveツアーでパシフィコ横浜で観ている。

悪くはないがBlu-ray&DVDを購入するほど良かったわけでもない。

 

個人的には松山千春のライブでのトークは、恩師やふるさと、家族や友だちを思ったものがいいし、誰かを何かを称えるものがいい。その時に松山千春の人間性と良さが最もよく表れると思っている。そういうトークはずっと聞いていたくなる。

 

長渕剛はステージでは多くを語らないが、”こういう時代だからこそ俺はもっといい歌を作り、俺とお前たちでまだまだ頑張らないとな”という趣旨のことを語る時があり、それを何回か聴いてきた。

 

長渕剛の場合、こういう内容のトークに良さが表れていると思うし、生涯現役で、時代に抗し、時代を切り開こうとする意気込みが伝わる。

 

「Thank You !! ACOUSTIC TOUR 2016」は、映像作品『Tsuyoshi Nagabuchi ONE MAN SHOW』としてリリースされているが、その中で、「Myself」を歌う前のトークもそういう内容だった(以下要旨)。

 

「またここからみんなと一緒に何かを作り出していこうっていう気になるな。
俺もさ、みんなと一人ずつ顔を合わせて、何十年もの歴史、いろんなことがあったことをそりゃ話したいさ。腹を割って酒でも飲みながら話せたらいいよ。だけどさ、歌があるからなぁ。ここから五年、十年、十五年、二十年、これ、やらなきゃしょうがねえよ。いやいや、しょうがねえっていうか、やらなきゃいけねえだろうよ、なあ。

生涯青春だぞ、おい。日本じゃまだ見たことがねえよ、生涯青春は。あまりいねえ。みんなじじいになっちゃってよ、俺は悪いけどならねえよ。じじいになる時は姿消して死んでくからな、バイバ~イって言って。そん時は10万人で「STAY DREAM」歌ってくれ。棺桶から顔を出すから。「ただいま~」って。ははは。そんな話をするようになったんだな、おい。

誰が何と言おうと我が道をゆく。俺とお前らで作っていくから。歌しかねえから。まだまだいくぞ~!。ここからだよ、ここから~!僕の歌を好きっていうやつに嫌なやつ見たことないものね。みんな素敵な連中ばっかり。それが俺自身の自尊みたいなもんだ。俺の人間性はともかくとしても。いやいや、俺の人間性だってそんなことねえぞ。叩かれ、這いつくばってもみんなと一緒に歌ってきたんだ。だから何遍も死んだら生きて、それでいいんだよ。突っ伏したらそれでいいや。中途半端な突っ伏しだったら高くジャンプもできねえや。

 

謙虚に仲間たちと手を握り、一緒に坂道上ろうって言ってみな。そんな悪いヤツ、日本人にいないよ。中国人も韓国人もみんないいやつばっかりだ。仲良くやろうぜ。そのためには日本人の誇りをもっともっと社会に投石しようじゃないか。いやいや、投石っていっても、学生運動の投石じゃねえんだ。俺たちは勇気の花がたくさんたくさん咲くような投石をしなきゃいけねえよ。俺も一生懸命歌書くから、一緒に頑張ろうな」

 

 

(長渕剛「Myself」/上記ツアーのそれではない)

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長渕剛主演|映画『太陽の家』Blu-ray&DVDが9月18日発売!タワレコ先着購入特典ブロマイド2枚セット

2020年07月22日

 

 

主演・長渕剛!
 実直な一人の男の「愛」が、不器用で臆病な少年の心を成長させていく―「家族を守る」「大切な人を守る」ため、信念を貫く男の感動の物語。 


日本を代表するアーティスト、長渕剛が20年ぶりに主演を務めた、映画『太陽の家』。 

数々の名曲をリリースしてきた長渕剛がデビュー40周年の節目に挑んだテーマは「優しさ」。単純だけど実直な一人の男の「愛」が、不器用で臆病な少年の心を成長させていく。人と人との「愛」と人への「優しさ」を爽快に描く感動作。 

共演陣には、豪華キャストが集結。長渕剛が演じる川崎信吾の妻・美沙希に飯島直子、信吾の娘・柑奈には、若手女優として注目を集める山口まゆ。信吾と関わっていくシングルマザーの女性・池田芽衣を広末涼子。そして、芽衣の息子・龍生をオーディションで選ばれた子役・潤浩(ゆんほ)。更に、信吾の一番弟子・河合高史を常に安定した演技力を見せつける瑛太が演じる。 
 

【ストーリー】
 大工の棟梁、川崎信吾が守るのは、しっかり者の女房・美沙希と年頃の娘・柑奈。そして信吾に反発して今は家を出てしまった一番弟子の高史。平凡な日常を過ごしていたある日、弟子たちと現場で仕事に励んでいるところに保険会社の営業ウーマン池田芽衣が通りかかり、家におじゃますることに…。そして芽衣の一人息子・龍生に出会う。父親を知らずに育った内気な少年・龍生が気になる信吾。俺が男にしてやる!とばかりに、信吾の血が騒ぐ。また一つ、信吾に守るべきものが増えた。しかし突然現れた少年によって、家族との関係がギクシャクと悲鳴をあげだした。それでも単純で実直な一人の男の「愛と優しさ」が、不器用で臆病な少年の心を成長させ、家族の絆をゆるぎないものにリフォームしていくのだった―。