<2023.1.9 ILで公式音源挿入>

<2021.9.4記事>

 

先日、個人的に松山千春のプレイリストを作った。

 

 

全20曲。ラストに「一途」を入れた。

昨晩も久しぶりに緩めているギターの弦を張り、この曲を弾き語りしてみた。

 

アルバムとしては2000年5月10日リリースの『LaLaLa』の2曲目に収録されているが、このアルバムはプロローグとエピローグがインストゥルメンタルで入っているので、実質的には1曲目、インパクトのあるブルースハープから入る。

 

ライブでは、その前年の1999年8月13日、恵比寿ガーデンプレイスでの初日、弾き語りで初めて歌われている(その2日前に書き上げたと言う)。

 

ちなみにこの恵比寿ガーデンプレイスでのライブ、ファンクラブ先行抽選チケットでは一人1枚しか申し込めず、しかも(簡単に)落選したのが残念だった。

 

(恵比寿ガーデンプレイスで歌う松山千春:1999年

 

夢野旅人さんのDBによると、2000年春のツアーではフルバンドで歌われている。この時は東京公演はまだ東京厚生年金会館で行われていて、私も行き、「一途」を聴いているはずだが、まったく記憶にない。

 

数年前まで、パンフやグッズは一切買わないし、チケットの半券は残しておかない、セットリストも記録していなかったので、こういう時に弱さが出る(パンフやグッズは今でも買わないが)。

 

さて、プレイリストに「一途」を入れた特段の理由はないが、いつも気になっている曲。

 

私の中ではフォークソングと聞けば、社会などへのプロテストだったり風刺だったり、人生や生活、人間愛(ヒューマニズム的なもの)などを歌った歌、というイメージが強くある。

 

別の言い方をすれば、男女の恋愛や単に「愛している」といった恋愛感情を歌った歌にはフォークソングを感じていない。ただ、一聴すると恋愛の歌に聞こえる「一途」は、松山千春らしい歌唱や曲全体からどことなく伝わる懐かしい雰囲気から、フォークソング的なものを感じているし、とても気に入っている。

 

この曲を選んだ理由、あえて言えばそういう理由か。

 

 

涙がキラリ頬を伝って 落ちてゆくのが
わかるよ自分でもおかしくて 何も出来ない
哀しみはいつだって突然 おとずれるから
通り過ぎて行くまで心は 閉ざしていよう

僕変らない まだ幼い頃のままさ
僕変らない だからお願い

愛してる 愛してる ただ一途に
求めてる 求めてる 君だけを

たとえこの世が姿を変えて 暗闇の中
たった一人とり残されても 恨んだりしない
ときめきも悩みも空しさも とび上がる程
喜ぶ事も うたがう事も 全ては君と

僕変らない まだ幼い頃のままさ
僕変らない だからお願い

愛してる 愛してる ただ一途に
求めてる 求めてる 君だけを

愛してる 愛してる ただ一途に
求めてる 求めてる 君だけを