<2021.8.22記事>
先週、8月15日(日)の松山千春のラジオ番組で、お盆と言うこともあり、中村雅俊さんの「盆帰り」(歌詞にリンク)をかけた。初めて聴いたが、いい歌だった。
1976年5月25日に発売されていた。作詞作曲は小椋佳さん。時代を感じる雰囲気が出ているが、一回聴けばすぐに分かる、美しい歌詞とメロディーラインは小椋佳さんの世界そのもの。
YouTubeで中村雅俊さんと小椋佳さんのそれをそれぞれ視聴することができる(お二人の名前クリックでリンク)。
松山千春、小椋佳さん、中村雅俊さんということで、2年前の7月15日に開催された、中村雅俊さんのデビュー45周年コンサートに小椋佳さんと松山千春がゲストで出演していたことを思い出した。以下はその松山千春出演時の中村雅俊さんとのトーク。
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<2019.8.30記事(抜粋)>
昨日(8月29日)、CS放送フジテレビTWOで、7月15日に行われた一夜限りの中村雅俊さんのデビュー45周年特別編成コンサート「Masatoshi Nakamura 45th Anniversary 明治座スペシャルライブ」の模様が放映され、今夜それを観た。
言うまでもなく、このライブには小椋佳さんと松山千春がゲスト出演した。
松山千春が絡むセッションのセットリストは、「大空と大地の中で」(中村雅俊さんと)と「恋」の2曲。昨晩の番組では「大空と大地の中で」とトークのみ放映された。
松山千春の声もよく出て、高音も音が上がりきっていて安心した。
中村雅俊さん:「8年前の東日本大震災の時にはいろんなアーティストさんと復興支援のライブをやりました。これから来るゲストの方、その方も復興支援をやってくれました。
その方のライブ、何回かあったんですが、その中で俺(中村雅俊)に”一緒にやらないか”と言ってくれて、一緒にやった方が今日来てくれています。
ねえ、ほんとにちょと顔が怖いかもしれませんけど、本当はすげぇ優しくて男気があって。私も彼のエピソードはいろいろ知ってるんですけど、男っていう感じがしますよね。
挨拶代わりに、彼に手招きするように歌います」
「大空と大地の中で」
「歩き出そう~明日の日に」から松山千春が、ラミネート加工されたような歌詞カードを持ってステージイン。歌い終わって―
松山千春:「雅俊さん、45周年おめでとうございます!」(と言って中村雅俊さんと握手)
中村:「来ていただいただけでも、ほんとに有り難い」
松山:「ほんとですよね~」(会場大爆笑)
中村:「復興支援の時に伊勢正三さんと一緒のライブに、俺も呼んでもらってやりましたね」
松山:「雅俊さんは(宮城県の)女川でしたよね」
中村:「そう。普段は舞台をやってその後ライブなんだけど、今日だけ特別な日で(ライブのみ)。その舞台のセリフで、いいセリフがあるんですよ。”今日の自分によかったと言える生き方をしたい”。この言葉、いいでしょ」(会場から拍手)
松山:「じゃ、昨日はどうだったの?」(会場爆笑)
中村:「いや、毎日がその積み重ねで、昨日も”今日がよかった”という一日を送ったと思うよ」
松山:「一年ってたった365日です。その一日を明治座で皆さんと一緒に同じ時間を過ごせる」
中村:「これはひとつの偶然であり、必然である、みたなとこがありますよね」
松山:「そう!それなんですよ!偶然と必然なんです」
中村:「ちょっとした運命みたいなもの感じる時がありますよね。たまたま偶然に居合わせて、運命を感じる時が」
松山:「しょっちゅうある。俺はコンサートを毎日のようにやっているけど、皆にとってはたった1回のコンサートかもしれない。この人と同じ時間を過ごしたということを、お前の心の中にしっかり残しておきたい。もし俺がくたばったとしても、”あの時私は松山千春と一緒にいた。中村雅俊と一緒にいた時間があった。そう将来思っていただけるような時間を過ごしたいし、今日は過ごすことができました」
中村:「いい言葉をもらいました。松山千春さんにもう一回大きな拍手をお願いします」
松山:「どうも!ありがとうございます。これからもますます雅俊さんが頑張れるよう、皆さん応援してあげてください!」(松山退場)
中村:「ありがとうございます。なんだかんだっていって、カッコいいですね。爽やかで。後味がいい。一緒にいても気持ちがいい」
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それにしても中村雅俊さんはステージ上でサックスを吹いたり、ピアノやエレキギターを弾いたり、最後はけん玉までやったりと、多才ぶりを発揮していた。
中村雅俊さんの懐かしい歌もたくさん歌い、トークを含めて優しさと誠実さあふれる温かいライブだった。
(明治座公式ホームページ)
https://www.meijiza.co.jp/seat/
(関連稿)
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