(2021.7.18記事)
去年の今日(7月18日)、以下(2020.7.18記事)を書いていた。去年の今頃は、コロナの実態が徐々に分かって来たという段階だったかな。少なくとも去年の3月頃よりも知識や情報が蓄積され、落ち着いて対処できていた頃だったと思う。
以下の記事で、結果的には申し訳なくも松山千春にいろいろ要望を出していた。それらがこの一年でどうなったか。またこの一年で松山千春が何を行ったか。
(1)検討中だった秋~冬のコンサート・ツアー2020
⇒ 全面中止
(2)コンサート・ツアー2021春
⇒ 会館が指定する客席使用率で開催/ただし5公演が中止となり、最終的に12公演開催。2021年秋もコンサート・ツアーを開催することを明言している。
(3)YouTubeofficialchannelなどでの配信
⇒ ①2021年7月1日、FOB企画YouTubechannelで松山千春コンサート・ツアー2021春から、5/5(水・祝)長野ホクト文化ホールと 5/7(金)石川本多の森ホールでの「大空と大地の中で」(長野)と「黄昏」(石川)ライブ映像公開
⇒ ②2021年7月14日、日本コロムビア公式YouTubeチャンネルで松山千春コンサート・ツアー2021春から、4/29(木・祝)市原市市民会館大ホールでの「銀の雨」ライブ映像公開
⇒ ③2021年7月13日、RKBラジオ公式チャンネルで松山千春が「RKBラジオ開局70周年記念番組」にインタビュー出演した際の音源を公開
(4)ラジオでの弾き語り
⇒ 2020年10月4日の「おいで僕のそばに」から、2021年4月18日の「網走番外地」まで、毎週1曲、全29曲を弾き語りで歌った。
(5)デビュー45周年
⇒ 2021年1月25日にライブセレクトアルバム『弾き語りライブ』リリース
⇒ コンサート・ツアー2021春開催
コロナ下で”松山千春はライブ配信など何もしない、動かない”と一部ファンの間で言われていた時期があった。こうやって一年というある程度長いスパンで見てみると、もちろんFOBやRKBが出しているものもあるし、そこに一貫性や計画性があるかどうかは別としても、何とかこの状況の中で松山千春なりに挑戦しているんじゃないかと思う。挑戦している姿を見ればこちらも安心するし、それを応援したくなるものである。
ひとつ願うのは、ともあれ今年はデビュー45周年。その意義を留めたオリジナルアルバムをぜひともリリースして欲しい。
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(2020.7.18記事)
(冒頭部分削除)
(松山千春)
コロナ禍対応で試行錯誤が続く音楽業界。
さだまさしは聴衆1/2以下+有料配信、THE ALFEEは2日間の無観客有料ライブ配信という記事が出ていた。さだまさしは「まだ冒険だけど、僕がやってみます」、THE ALFEEの高見沢俊彦は「ノンストップでやり続けて来たライブバンドの矜持として、敢行します」とそれぞれ強い意気込みを語っていた。
これらの挑戦に拍手を送りたいし、正直羨ましい。
さて、我らが松山千春。
苦心していることだろう。
明日(7月19日)の自身のラジオ番組では検討中の秋~冬のコンサート・ツアーについて、最終結論を伝えるのではないかと個人的には予想している。
これまでの松山千春本人の発言や活用し得るツールを考えると、コンサート・ツアーを完全にやらないか(来春に延期、という言い方をするかどうかは別として)、50%など会場が指定する最大の収容率の聴衆を入れてやるか、どちらかしかないだろう。
ただ、指定された収容率でやることについては、7月5日のラジオで「会館の客席は50%以下しか使えないということで、これはまた厳しい。半分(半数)、選ばれた人はいいけど、選ばれなかった人のことを考えるとね」と聴衆を心配している。
7月12日のラジオでは「これはあくまでも収支の決算として、全国どこもお客さん半分以下となったら、これはペイできない」と現実的な課題も口にしている。
それらを考えると、後者の方法も取りにくいことは間違いないだろう。
一回でいいからやって欲しいとは思うが、松山千春に、例えば無観客有料ライブ配信を求めるのも無理はあるし、YouTubeofficialchannelを持つことも考えにくい。
これらがない中で、できる範囲で最大のことは…。
個人的には、松山千春の武器は、単発に終わらない、毎週必ず放送するラジオだと思ってきた。ここをひと工夫して、最大に活用して欲しいと思っている。
松山千春がデビューして、初めてコンサートを開いたのは1977年8月8日。2016年にはこの日に合わせて日本武道館で弾き語りLIVEをやるなど、本人にしてもファンの皆さんにしてもひとつの記念日。
今年の8月8日は土曜日、通常であれば翌9日(日)に松山千春のラジオ番組が放送される。
一日遅れだけど、この8月9日の番組で、8月8日の意義を込めて、たとえばLIVEで一時間まるまる弾き語りをやって欲しい。5曲でも6曲でもいい、トークを交えてやってもらえると、私としては溜飲が下がる、と言えば言い過ぎかもしれないが、とにかく嬉しい。
他のミュージシャンのライブ配信にも匹敵する。
「あのコロナ禍、コンサートができない中、松山千春がラジオで、弾き語りで歌を届けてくれたな」と後になっても言えるようなものが欲しい。一ファンの勝手な希望でしかないけど。