(2021.7.15記事)
6月23日にRKBラジオ開局70周年記念番組に松山千春がインタビュー出演した模様が7月13日、RKBラジオ公式YouTubeで公開された。
松山千春は同番組の中で3回出演しているが、その3回目では、松山千春自身がデビュー前からお世話になり、3年前に亡くなられたRKB毎日放送ディレクターの野見山實さんについて、「松山千春が今日あるのも、野見さんが育ててくれた。そう思っています」と涙ぐみながら語り、改めて感謝を捧げていた(以下その音源/全7分35秒)。
野見山實さんについては5月30日と6月13日の自身のラジオ番組でも語り(内容は以下の記事)、「いいフォークシンガーとして、いいコンサートをやり続けていきます」(要旨)と決意を述べていた。
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(2021.6.15記事)
一昨日(6月13日)の「松山千春のON THE RADIO」
3年前の5月31日に逝去されたRKB毎日放送ディレクターの野見山實さん、そして恩師・竹田健二さんを思いつつ、改めて自身の決意を語っていた。
先日、5月30日放送のラジオでも野見山さんを悼んでいた。
(51分過ぎから)
福岡サンパレス、8日はやれて、9日は中止させてもらったんですけど。初日、まぁ、ほんとに気合が入ったというか。福岡ですから、RKB毎日放送のラジオのディレクターだった野見山さん、まぁ、STVの竹田さんと仲がよかった野見山さん、亡くなってまる3年。
野見さん、こうやってまた福岡で、45年経っても、松山、歌ってますよ。まぁ、俺もそのうちそっちの世界に行くだろうけど、一本でも多く、一曲でも多く、歌って。
悔いない人生なんて絶対にない。絶対後悔する。でもそれを少しでも減らせるよう、歌って歌って歌いまくって、そして、野見さん、何より竹田さん、いいフォークシンガーとして、いいコンサートを毎回やっていた、と胸を張れるよう、高松、広島、頑張って行ってきます。
みんなでコロナに打ち勝ちましょう。今回最後の曲になりましたが、俺の曲、自分の曲をかけます。メッセージ性の強い曲なんですけど。できれば今回こうして聴いてくださるみなさんにも…
松山千春「目覚め」
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(2021.5.31記事)
昨日(2021年5月30日) 「松山千春のON THE RADIO」
3年前の今日、5月31日に逝去されたRKBラジオのディレクターだった野見山實さんについて語っていた。
3年前の5月31日、松山千春はちょうど熊本市民会館でコンサートを行っていたが、野見山さんの訃報を聞いて、この時だけ「旅立ち」を歌っている。それは、野見山さんを悼むトークとともに、今年1月25日にリリースされたライブセレクトアルバム『弾き語りライブ』DISC-2のラストに収録されている。「旅立ち」の脇には「RKB毎日放送 野見山實さんへ捧ぐ」との副題が記されている。
(野見山實さん/西日本新聞)
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(30分過ぎ)
さて、今日は5月30日なんですけど。明日、31日ですが、この番組も流してくださってますRKB毎日放送、RKBラジオの元ディレクターであった野見山さんの命日なんですよね。3年経ったか。3年前ちょうど俺はコンサートツアー中で、熊本で歌っている時に野見さんが亡くなった。熊本からなら福岡、近いから、終わったらすぐ野見さんの家へ行こう。なぁ、そして「野見さん、ほんとありがとうございました。これからも頑張りますんで見ててくださいね」…まぁ、別れの言葉を。そして大分、佐伯かな、向かったんだよなぁ。
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2018年6月3日、野見山さんの逝去直後、「松山千春のON THE RADIO」で野見山さんに感謝を捧げてていた。
「どれほど野見さんにはお世話になったかなあ。
ラジオ、日本のフォーク、ニューミュージック、やぱり野見山さんというディレクターが引っ張っていった、というのが実際です。野見さん、俺みたいな者に長い間気を使ってくださり、ありがとうございました。
そして野見さんがかわいがっていたいろんな連中がいますが、中でも井上陽水、陽水にとっては気持ちの落ち込みはいかほどかと思う。
俺は36で竹田さんを失ってしまった。野見山さん、85歳まで頑張ってくれたんだから。これからも野見さんに恥じないよう、俺達がんばって歌っていこう」
(2018年6月11日 西日本新聞夕刊)