松山千春は、昨晩(9月27日)の自身のラジオ番組(「ON THE RADIO」)で、死去された竹内結子さんについて語っていたが、この内容をスポニチアネックスが報じていた(以下記事全文)。

 

関連して昨日の朝日新聞が、続く著名人の自殺、精神科医「安易な推測、連鎖を助長」との記事を掲載していた。その中で、精神科医で日本自殺予防学会の張(ちょう)賢徳(よしのり)理事長の「著名人の自殺を知った人が『あの人でもつらいことがあれば自殺するんだ』という心境になり、自殺を選ばせてしまう可能性がある」との指摘を紹介していた。張理事長は、一般的に自殺に至るケースの多くは精神医学的に何らかの病名の診断ができるという。「治療を受ければ防げる例は多い。少しでも不安を感じたら、医療機関や自治体の窓口など専門家に相談してほしい」、SNS上での書き込みが多いが、「安易な原因の推測は悩んでいる人を刺激して連鎖を助長するリスクがあり、控えるべきだ」と呼びかけていた。

_________

 

松山千春 ラジオで命の大切さ語る、竹内結子さん訃報に「40歳だろう。これからだべやあ」

9月27日スポニチアネックス

 

 

 歌手の松山千春(64)が27日、NACK5・STVラジオ「松山千春 ON THE RADIO」(日曜後9・00)に生出演。この日死去したことが分かった女優の竹内結子さん(享年40)について言及した。
 番組冒頭に「ビックリしましてねえ。竹内結子っていったら清楚(そ)な感じもするし、役どころによっては正義感が強い、そういうイメージがありました。結婚して離婚して、そして再婚され、子どもが生まれて1歳も満たない状況の中で…。どう考えていたのだろうか。それだけ悩みが深かったのか。仕事なのか、それとも家庭環境なのか、いろんなことが考えられますけどね」とコメント。

 「詮索しようとしてもどうしようもないのですが、ただ、気になることは気になる。仕事も順調にやってこられた方だしなあ。40歳だろう。これからだべやあ。なあ…。お子さんを残して…。納得がいかないんだよなあ。ひょっとしたら違う理由かもしれないしなあ。これは続報、この後どんなことが明らかになってくるか…。いやあ、残念だと思いますよ」と訃報に接した自身の心境を告白。

 「芸能人といっても特殊じゃないと思うんだ。芸能人だからこういうニュースになるって、そんなふうに思ってもらいたくないし。多分、今このラジオを聴いている皆さまの中にも、心の中、胸の内ではおさまらない悩みや悲しみ、苦労をたくさん抱えていらっしゃる方がいるんじゃないかと思いますが、やっぱり命は大切ですよ。本当に。苦労や悩みは生きているから感じられることでね。だからこそ喜び、“ああ幸せだなあ”という気持ちも感じられるわけで。全部ひっくるめて、われわれの人生ですからね」と続けた。

 「いい時は“私は生まれてきてよかった”と。何かつまずいた時は“世界中で私ほど不幸な女はいないだろう”とか“俺ほど出来の悪い男はいないだろう”と考えてしまうこともあるかもしれませんが、ぜひとも命を大切にしていただきたいなと思いますね」と穏やかな口調で語りかけた。

 この日、東京都内の自宅でぐったりしている竹内さんを夫で俳優の中林大樹(35)が見つけ、119番通報。その後、搬送先の病院で死亡が確認された。自殺の可能性もあることから、警視庁が詳しい経緯を慎重に調べている。

◆いのちの電話
【相談窓口】
「日本いのちの電話」
ナビダイヤル 0570(783)556
午前10時~午後10時
フリーダイヤル 0120(783)556
毎日:午後4時~同9時
毎月10日:午前8時~翌日午前8時