今夜(8月30日)の松山千春「ON THE RADIO」
11月、12月のコンサートについて語るのなら9月に入ってからかな?となると今回の放送ではこれといった目玉情報はないだろうと予想しながら、かつ、きっと自身の曲をかけるだろうから隣にギターを置いてそれに合わせて弾きながら、聴いた。
コレクションアルバム『思い出』から、「愛は…」「BEST GIRL」「あなたへの愛」「終わり無き愛」の4曲をかけた。番組の最後、少々眠くなりかけたところで「終わり無き愛」がかかって目が覚めた。この歌はいつ聴いても何度聴いてもいい。
「終わりなき愛」は2年前の1月に書いていた。文章を読むと、2年前なりの若さ、未熟さがにじみ出ていて恥ずかしく、まったく会心の記事とはいえない。
リライトしようか?とも思ったが、疲れが出てきてかなり眠いので、そのままリブログし以下に再度掲載した。これはこれで当時の自身の記録。
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さて、大阪からの出張帰り、ウォークマンで英会話を聴く合間に聴いた松山千春のアルバムは「ずうっと一緒」。
2010年5月に発売された松山千春37枚目のオリジナルアルバム。
ネット上で見ることができるこのアルバムへのコメント(レビュー)。
「日本を代表する歌手、松山千春のアルバム。千春流フォークがてんこ盛り!
松山千春の今と足跡が見える内容に仕上がっており、特にコア・ファンを唸らせる事請け合いの作品」
『シングルとはまったく異なるスカ風なアレンジがエキゾティックな「真夏の一日」、レゲエ・ビートで生まれ変わった「神よ」、カントリー・テイストのフォーク・ソング「ずうっと一緒」など、多彩でカラフルながら歌本位の落ち着いたアレンジで聴かせる』
「2011年に活動35周年を迎える松山千春のアルバム。オリジナルとしては2009年5月発表の『偶然と必然』に続く一枚で、成熟した歌唱や情に満ちた詞世界をたっぷりと凝縮。コアなファンも唸ること必至の仕上がり」
誰がレビューを書いたかは別として、”千春流フォーク”とか”歌本位”、”成熟した歌唱や情に満ちた詞世界”など、松山を褒めるコメントや単語が並ぶと、手放しで嬉しくなる。
このアルバムの中で私が気に入っているのは「決意」「終わり無き愛」「小さな幸せ」。
とくに「決意」と「終わり無き愛」は、私の松山千春楽曲ランキングの中で、ともにかなり上位に位置する。「決意」についてはまた別な稿で。
「終わり無き愛」。オルゴール?で始まりオルゴールで終わるとても切ない曲。しかしアレンジまで含めて松山千春の世界。
「過ぎてゆく春を追う 夏の陽は降り注ぎ
やがて来る秋はまた 冬を呼び 雪を降らす
雪が解け 泉涌き 清流が川と流れ
果てしなき海に注ぎ 舞い上がり 雲と流れ」
(松山千春 終わり無き愛)
当たり前と言えば当たり前の歌詞だが、とくに後段はずっと繰り返す四季を見事に表しているといつも思う。そしてその終わりのない季節の繰り返しのように、ずっと君を愛していると歌う。
「何故に君を愛したか 風がそっと問いかける
答えられる事もなく 君を愛している」
( 同上 )
歌詞、メロディーともに本当にいい歌だと思う。ただ、この歌をラブソングとして聴く場合、歌詞にあるような世界、ときめきは、この年代、状況なるともうない。
一緒に暮らしているとは言え、やっぱり家内には家内の、私には私の人生があり、成し遂げたいこともある。そして子どもたちを守り、育てるために、社会の中で一緒に戦う同志のようなもの。
むしろ私が家内に迷惑をかけていることの方が圧倒的に多いと思う。
心から感謝している。
この春で結婚満20年。
最近「ここまで私もよく我慢したなぁ」と家内がぼそっと呟く時がある…。
何故に貴方と結婚したか 家内がそっと問いかけても、答えられるはずもない…。