我が家の庭とも言えない狭いスペースに、昔、長男が自分が食べたびわの種を植えた。
元気に育ち、周りの家々に迷惑がかかるので枝を切り続けてきた。


まだ小さかった長男が「いつ食べられるかなぁ」と楽しみにしていた。あれから十数年、今年初めて実った。長男に食べさせてあげたい親心。詳しい方曰く「鳥に食べられるから実に袋を被せるのが基本」

 

ネットを見ると、それ専用の袋も売られていたが、とりあえず家にあったスタバの袋を被せてみた(^^)。これでほんとに大丈夫かな…?

 

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さて、長渕剛が 1981年3月にリリースしたライブアルバム『長渕剛LIVE』

長年の長渕剛ファンにとっては今さら書くまでもない。

 

1980年から81年初頭に行われたコンサートツアーから、東京(八王子、渋谷、調布)、千葉などでのベストテイクを集め、ひとつのコンサート仕立てになっていて、ほとんどが長渕剛の弾き語りで収録されている。全編聴いたイメージは、フォークソング、フォークシンガー長渕剛の色が濃かった。以下収録曲。

 

(A面)

1.「巡恋歌」  2.「順子」 3.「ひざまくら」  4.「夏祭り」 5.「祈り」 

6.「暗闇の中の言葉」  

(B面)
7.「俺らの旅はハイウェイ」 8.「二人歩記」 9. 「しゃぼん玉」(1991年のそれとは別曲)   
10.「帰って来いよ」(村松和子カバー)  11.「俺らの家まで」   12.「逆流」
(アンコール/シングル)
13.「乾杯」  14.「さようならの唄」

 

1981年3月、私は中学1年。覚えたてのギターで、これに収録されている曲たちを何度コピーしたことか。前年の1980年12月、NHK-FMで松山千春コンサートツアー「風をうけて」が放送され、このライブでの多くの曲が弾き語りだった。こちらもよくコピーした。

 

松山千春のこのライブと、長渕剛の『長渕剛LIVE』で、中学時代ギターの基本を覚えたようなもの。独学独習でギターを覚えようとする時、どのアーティストをコピーするかで、ギターテクニックのレベルが変わってくると思っている。この時、松山千春だけでなく長渕剛もコピーしていてよかった(笑)。

 

で、この『長渕剛LIVE』と言えば「夏祭り」。スタジオ録音はされておらず、この弾き語りLIVE音源のみ。長渕剛ファンでギターをやる人は必ずマスターしにかかる。誰もが弾いたし、今も弾く。LP(CD)を聴く限りだと、かなりのテクニックを駆使しているように思うが、基本をマスターしている人にとっては特段ハイレベルなテクニックはないだろう。

 

この「夏祭り」は4カポで弾いているが、ライブでは結構前から3カポ。音をひとつ下げている。

 

ここ20年ぐらいかな?「夏祭り」がライブで定番化してきていて、それもかなり高速のスリーフィンガーで弾き、歌に距離を置いたような歌い方をするので、好きな曲ながら、どうも歌の世界に入り込めないことが多い。

 

やっぱりこのLPの「夏祭り」(以下1つ目)がすべて。あえて加えるとすると1995年、東京ドームであぐらをかいて弾き語った「夏祭り」(以下2つ目)。

 

 

 

 

ともあれ、長渕剛ファンのシンボル的な曲である。

 

 

『長渕剛LIVE』収録の「夏祭り」について、ギターショップ「オットリーヤ」を営む友人が昨日、レッスン動画をアップした。その友人も高いギターテクニックを持っているが、動画上では「プロ級の腕を持った」別人が弾いている。「夏祭り」のあのイントロ、間奏、エンディングに関して、指の動きを見せながら解説している。

 

レッスン動画で使用しているギターはYAMAHAの名器、L-53 CUSTOMなので、あのLPでのギターの音とほぼ同じ音を再現しているということになる。

 

 

長渕剛ファンでギターを弾く人でなければまったくどうでもよい話題をひとつ。

 

もう37年前なので記憶が定かではないが、私が高校1年、1983年の秋に地元・山梨で長渕剛のコンサートに行った。「JUST HEAVY GAUGE」ツアーの時だったと思うが、その時長渕剛自身が、”「長渕剛LIVE」LPに入っている「夏祭り」の前奏、一箇所間違えている”と言っていたのを覚えている。

 

4カポ前提で、前奏の最初の4弦スライドのスリーフィンガーから、3弦スライドのツーフィンガーに入り、5フレから4フレに戻る時に一音だけ4弦(開放弦)を弾いている。以下そのLP音源の18秒~19秒時点。「ここを間違えた」と言っていた。

 

 

歌は世につれ、世は歌につれ。余は長渕剛と松山千春につれ、余はギターにつれ。

 

中学時代からこの二人を聴き続けて40年。

この二人の影響でギターを弾き始めて40年。

 

今もギターを弾く。二人がそれぞれ使っているTakamine、YAHAMAはすでに持っているが、この歳になって、あの当時手が届かなかった憧れのギターのうち、松山千春が使っていたオベーション・スーパー・アダマス1687-8は去年、オットリーヤ社長が探してくれて、購入できた。

 

これでギターは終わりかなと自分でもあの時は思ったが、いやいや、Gibson、Martin、別のTakamine、Terrys Terry…今なお二人が使っているギターで欲しい機種がシャボン玉のようにどんどん浮かんくる。

 

そのたびに妻の「ギターはもういいでしょ!素人から見れば同じにしか見えない聞こえないギターに高額なお金をかけるなんて信じられない!」という言葉に強く破裂させられている。