(2020年6月5日 友人撮影)

 

6月5日(金)夕方から今日6日(土)明け方にかけて見られる月は、「ストロベリームーン」と言うらしい。

 

ストロベリームーンは、 「夏至」の日に一番近い満月のことで、今年の夏至は6月21日、昨日今日の満月が一番近いので、そう呼ぶそうだ。

 

アメリカ先住民は季節を把握するために毎月の満月に呼び名をつける風習があったようで、6月は野イチゴの収穫の時期だったため、「ストロベリームーン」と呼んでいたという。

一般的に、特に北半球ではこの時期の月は水蒸気の関係で、多少赤く見える可能性もあるようだが、この時期の満月に限って、イチゴのように月が赤くなるわけではない。

 

昨日から様々なSNS上で誰も彼もがストロベリームーンのことをアップしていた。

 

…そんなことを書きたいわけではない。

 

写真好きの大学時代の親友が、昨晩の満月を撮影して送って来てくれた(トップ写真)。見事な月だった。となると、聞こえて来るのは松山千春「空と月」。4月19日の自身のラジオ番組でこれを弾き語ったのを思い出し、自分でも弾き語りした。

 

「ヤーヤーヤーヤーヤー」とカップリングの「空と月」、どっちをメインにしてもシングル売れ行きには影響を及ぼさないと思うが、個人的には、松山千春のディスコグラフィという意味では「空と月」にしておいて欲しかった。

 

以下その時の記事の抜粋(リブログ)

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スタジオにガットギターを持ちこんで生で4月8日にリリースされたニューシングル「ヤーヤーヤーヤーヤー」とカップリングの「空と月」の2曲を弾き語りで歌った。

 

「空と月」はとにかく感動した。哀愁が押し寄せてくるようなメロディは松山千春の世界そのもの。その世界に強く引き込まれた。「冷たい雨」とよく似ている曲調。ギターのコード進行も近い。
 
2月23日の同じく自身のラジオ番組の中で初めて語っている。
 

「両方とも好きなんだ。どっちをA面にしても構わなかったんだけど、『空と月』という曲ね、これは要はね、あなたのことが大好きです、たとえどんなに離れていてもあなたのことが好きです。この気持ちを大切にしたいし、そしていつか、それが最後のフレーズになるんだけどな、三拍子です。この頃あんまり三拍子の曲がなかったんで。もしギターでね、コピーするような方がいたらね、マイナーとメジャーが行ったり来たりするんですよね」

昨日(4月19日)のラジオでも弾き語りで歌う前に語った。

「(『空と月』)こっちはね、まったく異質といえば異質な曲になってな。『空と月』。俺としてはこっちの方が俺らしいかな」

歌詞には男性が女性を思い続ける心が切なく綴られているが、「冷たい雨」と同様、私の中ではこれもこの状況の中で必死に闘う世界の人々への「祈りの歌」のように聞こえてくる。



空を見上げて 青い空
離れているけど 同じ空だよ

愛を風に 乗せて君に
届けたいと 思うのだけど

僕の心は 変わりないから

月を見上げて 白い月
互いに求めて 引きつけ合って

夢を星の 数と思い
かなえたいと 思うのだけど

僕の心は 永遠に愛しい

君の事を いつも思い
また一日 過ぎて行くけど

僕の心は 君と重なる
君と重なる
君と重なる