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杏さんが自身の弾き語りで、フォークシンガー加川良さんの「教訓Ⅰ」を歌う動画がアップされ話題になっている。

 

「教訓Ⅰ」は1970年にライブで初めて歌われ、1971年に加川良さんのデビュー曲としてリリースされている。この曲については音楽プロデューサーの佐藤 剛さんや、北中正和さんの以下のコラムに詳しい。

 

21世紀になってもたくさんの人たちに歌われている加川良の「教訓Ⅰ」

 

加川良の歌「教訓 Ⅰ」の時代をこえたリアリティ

 

加川良さんは急性骨髄性白血病により2017年4月5日に死去されている。

 

松山千春も、いわゆる関西フォークと言われた加川良さんや岡林信康さんの影響を受けている。1979年に発刊された自身の写真集の中には松山千春と加川さん(右)が話している写真が掲載されている。

 

(松山千春写真集「激流」より)

 

よく加川さんのことを語っているし、2006年にリリースされたデビュー30周年記念カバーアルバム『再生』でも加川さんの「伝道」を歌っている。

 

2000年9月29日、 『弾き語りの風景』と題して、加川良さん・下田逸郎さん・松山千春の三人で「 LIVE HOUSE ZE/YO」(高知県)にてライブを行った。

 

1984年に放送されたラジオ番組「松山千春オール・ナイト仙台」の中で、弾き語り「教訓Ⅰ」を歌っている。

 

そこでは加川さんのことを「われらがヒーロー」と言い、「教訓Ⅰ」についても「彼が歌った『教訓Ⅰ』は強烈なインパクトがあった。”反戦歌といえば反戦歌でもあるし、また”人の心を歌った”という部分もある」と語って、歌い始めた(以下その時の音源)。

 

 

 

どんなにいい歌であっても、世代から世代へ、若い人に歌い継がれないと時代を超えて残っていかない。昔の歌を今の若い人たちが歌う…大切なことである。