松山千春「恋」使用 ~ 映画「彼女は夢で踊る」。
何度も閉館の危機に陥りながら、多くのファンに支えられ奇跡の復活を果たしてきたストリップ劇場――「広島第一劇場」がついに閉館を余儀なくされるという。広島に実在する劇場を舞台に、ある男と踊り子の禁断の愛を描いた美しく切ないラブストーリーが今春公開される。映画「彼女は夢で踊る」だ。
松山千春自伝「足寄より」に、松山千春が高校を卒業して北見で過ごした頃について「北見時代」という章を立てて詳しく書いている(以下、同書の表現のまま引用)。
「メイゾン・マヤではストリップがある。売り物になってた。こんときは俺といとこのどっちかが客席に出て、照明係になる。(中略)照明係は司会も兼ねる。やったよ、俺も。「ショータイム!」ってやつ。(中略)
彼女たちと話してて、いつも感じたのは、彼女たちが自分の人生の主役になって生きているってこと。自分の人生を自分のものとして生きてるってこと。(中略) ストリッパーとかホステスとかって人たち、世の中の隅っこの底のほうによどんでいるみたいなイメージだけど、すっごく明るくて、おもしろい。強いって感じある。あれはほかでもない、みんな主役としていきてるからなんだ。
北見の生活で、そのことを強く感じた。俺は俺だ。俺の人生の主役は俺なんだってこと。それを教えられた気がする」(118~124㌻)
松山千春にRadioheadの圧倒的エモさ。閉館するストリップ劇場を舞台にした映画の注目度
3/21 月刊SPA!
何度も閉館の危機に陥りながら、多くのファンに支えられ奇跡の復活を果たしてきたストリップ劇場――「広島第一劇場」がついに閉館を余儀なくされるという。広島に実在する劇場を舞台に、ある男と踊り子の禁断の愛を描いた美しく切ないラブストーリーが今春公開される。映画「彼女は夢で踊る」だ。
監督は「鯉のはなシアター」「シネマの天使」「ラジオの恋」などを手がける、広島出身の時川英之氏。公開を前に、時川監督に話を聞いた。
反対に、和の雰囲気を持つ矢沢ようこさんが踊るときは、「クリープ」と対局になるように松山千春さんの「恋」を選びました。使用の許可が出るかどうか、ダメもとで松山千春さんに聞いてみたところ、なんと「オレ、若い頃にストリップ劇場の照明やっていたことがあるんだ」という理由でOKをもらえて。人の繋がりというものは底知れないなぁと唖然としたことを覚えています。