昨日、虎ノ門界隈で仕事に行く際、地下鉄に乗る直前にマスクをした。
そもそもマスクはよほどのことがないと付けないが、人混みの中でのマスクは日常的な対応と思いつつ、新型コロナウイルスに関するニュースに必要以上に反応しているなぁ、と自覚した。
ちなみにそのマスクは、家族のために家内が冬に入る前に購入しておいてくれたもの。
人々の意識も報道も過熱してくる気持ちは分かるが、ここはひとつ正しい情報を把握し、冷静に対処したいところ。→厚生労働省ホームページ 新型コロナウイルスに関するQ&A
”店頭にマスクなし”報道はその中でも特化して取り上げられていると思うほど。中国でも同様で、マスクをめぐるトラブルまで発生している。
コンビニを営む友人も、マスク売り切れを伝えてくれた。
別の友人は昨日、自宅近くのドラッグストアであったことを伝えていた。
お婆様がマスクを買おうとした瞬間、『ババァはいらねーし』と子連れの若いお母さんが横取りしたという。
私の友人は「あまりにも可哀想なので、ちょっと待って頂き、家からストックしてあるマスクを持ってきて差し上げました」。そのお婆様はとても喜ばれたそうだ。
友人の対応は、まったく心無い一言と非常識な行動を吹き飛ばす春一番のようである。
東日本大震災時の東京でもそうだったが、こういう非常事態的なムードが漂うと、人々は”我れ先に”と殺気立ってくる。
困っているのはお互い様。こういう時こそ、自分さえよければという考えは慎みたいもの。