<2023.2.27記事>

 

2023年2月26日放送の「松山千春 ON THE RADIO」、番組の最後に自身の「こいごころ」(1980年)をかけた。

 

かける前に次のとおり話していた。

 

俺は春のコンサートに向けてな、まぁ、レコーディングもあったし。で、今一生懸命自分のアルバム、シングル、聴きながらさ。いったい何を歌ったらいいんだろうか?みたいな感じでな。

 

だから曲目も、”あっ、古い歌もちゃんと歌っておいた方がいいな。しかし新しい曲も何曲か聴いてもらいたいしなぁ”…それを考えながらさ、俺が自分のCDをずうっとこう聴いているわけだ。

 

何曲もあったよ。”え~、これこんなふうに歌ってたのかぁ”とかな。なんせ自分で作詞作曲した曲だからね。どんなふうに歌おうと松山千春が作って歌ってるんですからねぇ。まぁ、そんなところも楽しみにですね、ぜひコンサートに足を運んでいただけたらと思ってます。

今回も最後まで聴いていただいてありがとうございます。
松山千春、これねぇ、本番やろうかどうか、「こいごころ」

 

※公式音源は以下の記事内ILで挿入済み

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<2022.12.28 ILで公式音源挿入>

<2021.12.24再掲>

<2019.12.30記事>

 

 

昨日(2019年12月29日)、今年最後の「松山千春ON THE RADIO」

松山千春の変わらぬ、生きる姿勢を語っていた。

 

「メンバーにも言うんだけどさ。”やれる時にやった方がいいよ”。逆に言えば”今やらなきゃいつやる”つくづく感じた。ラジオを聴いている若い連中、学生さんでもいいよ。

 

”今やらないでいつやる”ほんとに俺たち、六十何年も歩いてきて言えることはそれだけ。やっぱり今持っている力を100、200出すぐらいの気持で、やってもらいたいと思います」

 

既に亡くなってしまった、西新宿の飲み屋の六十六歳の親父が若き長渕剛によく語ったのも「やるなら今しかねぇ」。それが口癖だった(長渕剛「西新宿の親父の唄」/1990年)

 

松山千春のその語りに影響されてか、つい口ずさんで、朝から弾き語ってみたのは松山千春「こいごころ」。

 

1980年9月21日、NEWSレコード設立第一弾としてリリースされた2枚組シングル「人生の空から」の4曲目(2枚組)。

 

 

「人生は一度きり 後戻りさえもできず」

「愛せるうちに愛しておくわ」

「怯えていては 何も出来ない」

「幸福なんて すぐそばにある」

 

…タイトルも歌詞内容も恋愛仕立てだけれど、主人公の女性に松山千春の人生観を語らせていると感じる部分もある。メロディも私好みというか、聴き心地がいい。

 

同じ「人生の空から」収録なら、ライブでこういう歌をもっと歌って欲しいと思う。

 

振り返ってもどうにもならない過去に縛られても仕方ないし、まだ見ぬ未来に不安を抱いても意味がない。まったく、今の姿は過去の結果。未来を作るのは今の因。

 

されば今を生きることがすべて。今やらなきゃいつやる、やるなら今しかねぇ。

 

 

 

燃えあがる太陽は
つかの間の恋心
それさえも 知りながら
この恋に かけてみる

人生は 一度きり
後戻りさえも 出来ず

愛せるうちに 愛しておくわ
怯えていては 何も出来ない

悪い女と 呼ばれそうね
何が良くて 何が悪いの


誰も彼も おかしいわ
皆な 二つの顔を持つ
私には 出来ないの
うまく使いわけるなど

人生は 一度きり
後戻りさえも 出来ず

素顔のままで 歩いてゆくわ
失なうものは 何もないわ

悪い女と 呼ばれそうね
何が良くて 何が悪いの


泣いてみせる 拗ねてみせる
笑いころげる時もある
気の向くまま 風吹くまま
生きているうちが 花ならば

人生は 一度きり
後戻りさえも 出来ず

幸福なんて すぐそばにある
この手をすこし さしのべるだけ

悪い女と 呼ばれそうね
何が良くて 何が悪いの
何が悪いの