今日(10月3日)、9:30~10:30、好永立彦さんがおそらく荼毘に付される。
夏目一朗さんは「旅立(たつ)の日」と記していた。
昨日の拙ブログにコメントをくださった方が「DVD東京厚生年金会館ファイナリスト。千春さんとたっちゃんのテレ笑顔の会話に思い出し泣き。合掌」と書かれていた。
そのシーンを忘れていたので、昨晩改めて同映像を見た。
二部「風は泣いている」。エレキの泣きで終わった直後、松山千春が好永さんに声をかける。
「たつ、よかった。最後のエレキの部分な。
いやぁ~、私も聴いていてジーンときましたよ。入り方がよかったな。下から入る。
ちょっともう1回やってくれるか。悪いなぁ、リクエストして」
(もう一度最後の泣きのフレーズを好永さんが演奏)
「俺はフォークソングだからさ、エレキががんがん鳴るような曲ってそんなないんだけどさぁ、(中にはそういう曲があって)そんな時にたつがなエレキ(弾いてくれる)。
どうだ、たつ、今日はこれで帰れそうか(笑)。
本来たつはロッカーだからさぁ、ロックンロールがやりたくてエレキを始めたんだもんな。
ディープ・パープルから入ったんだっけ?ちょっとやってみ」
(好永さんが「ディープ・パープル」の有名なワンフレーズを演奏)
「要はこういう音楽から入って、俺のバックやってるわけだろう。そりゃ一日中モヤモヤモヤモヤしてると思うんだ。”ほんとは僕弾きたいんです”みたいなな。たつ、ごめん」
(バックメンバー紹介)
「そして、たつ。おっ、お前アコースティックギター持ってるの?やる気になってるね~。
お前、俺に対して嫌味みたいな。”千春さん、ギターはこう弾くんですよ!”みたいなな。
たつ、このやろー。エレキギターとアコースティックギターを弾いています。
好永立彦」
心からご冥福をお祈りします。
笑い声溢れる賑やかな良い旅になりますように。 合掌
「風は泣いている」
バカ騒ぎ する程の 元気などなく
かといって死にたいと 思う程じゃない
窓の外 吹き荒れる 風は泣いている
つられては いけないと 身構えている
who whu who whu
残されて 一人きり ついてないから
あがいても無理しても うまくいかない
窓の外 吹き荒れる 風は泣いている
曖昧な 夢までも さらわれてゆく
who whu who whu
ふてくされ ひねくれて ひざをかかえて
ただじっと過ぎて行く 時を見送る
窓の外 吹き荒れる 風は泣いている
うたかたの 人生と 飛ばされぬよう
who whu who whu
who whu who whu
・1994年10月リリースのシングル「時計」カップリング
・1997年3月リリースのアルバム『起承転結Ⅶ』収録