鳴り響く!オベーション・スーパーアダマス 1687-8
先日届いたオベーション・スーパーアダマス(USA製)
1996年製とは思えない超美品。ほれぼれする鳴り。
友人の「オットリーヤギター」https://ottorear.com/社長がギター仲間の皆様にお声かけまでしくださり、見つけてくれた。
松山千春が使っているのを見て、ギターを覚えた中学1年の頃から、「いつかは」と39年間憧れ続けていた。
アダマスらしいザクザク感、パワーあふれる生鳴りと、プリアンプ(Optima)を通せば、超パワフルな音と予想以上に繊細でアコースティックな音を生み出せる。
単純に言えば、通常のギターの3本分ぐらいの威力があると言ってもいい、超重低音と超煌びやかな高音。
松山千春が1981年頃までメインギターとして使用していた。
当時「フォークシンガーがオベーション(エレアコ)を使うのか?」「単に成功の証か?」などと嫌味な発言も多かったが、弾けば分かる。弾かなければ分からない。
高校1年(1983年)の時、山梨からお茶の水の老舗楽器店まで、このギター実物を見に行った。今でも覚えている。そこに掲げられていた価格は95万円。
それと、写真で見た限りではボディにはサウンドホール(いわゆるギターが音を出すあの穴)がないと思い込んでいたが、実物を見るとリーフ模様のところに大小のホール(リーフホール)があったことにも驚いた。
長年こつこつ貯めて来て、家内も認めたうえでの購入。
「すごいギターだ!」と歓喜の声を伝えても、無反応の家内がまったく気にならないほどのギターの素晴らしさ!
1966年にアメリカで誕生したOvation社は、航空機の技術をギターに活かすという大胆な発想から、プロペラで使用されるグラファイトをギターのボディ材に使用した全く新しいギターを生み出した。その中でフラッグシップとなる最高級モデルがスーパーアダマス。
残念ながら、企業体制の変更から2014年にハイエンドモデルの製作を行う米国のコネチカット州のオベーション・ファクトリーが閉鎖された。その2年後、元の生産拠点もそのままに復活を遂げたが、このギターは初期のオベーション社、USA製。
プリアンプは4バンドEQ、チューナー付きのOptimaを搭載。多彩なサウンドメイキングが可能。ペグはシャーラー製ゴールド・チューナー。