本来なら今日、5月13日は松山千春東京公演。今頃は開演直前、会場の東京国際フォーラムの自分の座席にいたであろう時間。

 

直近の春のツアー参加は2019年5月17日。その時のセットリストを以下に記した。いいライブで強く記憶に残っている。あれからもう2年。

 

東京、大阪合計4公演がまるまる中止になってしまった。予定でいけば次のコンサートは5月28日の名古屋公演なので、その間日曜日は2回。交換条件的な物言いをするつもりはないけれど、この2回の「松山千春のON THE RADIO」でまた弾き語りをやって欲しいと、ふと思った。

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(2019.5.18記事)

 

注意セットリスト、ねたばれ記載あり注意

 

松山千春コンサート・ツアー2019(春)

5月17日 @東京国際フォーラム(2日目)

 

 

 

私の感覚ではここ2、3年のライブの中で一番のパフォーマンス。

見事な、素晴らしいステージだった。心から感動した。

 

体調とホールの終了時刻を考慮してか、18:30ジャスト開演、21:00過ぎ終了。完全な休憩10分を除いて17曲、2時間半のステージ。

トークも、松山千春が言いたいことをしっかり伝えたうえで、コンパクトにまとまっていてよかった。

 

(所感)

 

1.「愛を確かめる」

   1曲目から声の伸び、パワーもあり、今夜も調子よさそう、というのが最初の感想。

   18:40頃開始が通常だったが、18:30ジャストに開始したのが妙に新鮮だった。

2.「人生の空から」

   アンコールにはどこか違和感があったので、ここに置いた方がはるかにいい。

3.「ねえ君」

4.「恋」

   本人が気に入っているのは充分理解しているが、毎回聴いていると…。違う恋愛の歌  

   で、いい歌があるのだから、別の選曲を望むところ。

5.「七つちがい」

6.「バラード」

   これまでのセットリストからすると「恋愛」と踏んで構えていたが、マイナー調の前奏で 

   すぐに「バラード」だと分かり、ひとり拍手した。個人的な嗜好として、大好きな曲は人生 

   やふるさとを歌った歌が多いが、恋愛の歌で言えば上位はこの「バラード」と「祈り」

   ここまでの会場でまったく歌われていなかったので、この歌が来るとは思わなかった。

   感動した。歌い方にも感情がこもっていた。今夜聴けて本当によかった。

7.「愛しているから」

   ピアノ中心のアレンジと、間奏でセリフも入らずよかった。スケールの大きさを感じた。

8.「賭け」
9.「LaLaLa」

   この曲を望んでいた。他会場からすると「悲しい酒」かな?、と構えていた。ほぼ原曲

   と同じようなアレンジもよかった。
10.「エゴイスト」

11.「帰りたい」

   前奏を聴いても何の曲か分からなかったが、歌い始め直前から「帰りたい」と分かって、

   これまたひとり拍手した。これまで参加した多数のライブで歌われた曲、演奏スタイルを

   メモしているわけではないので記憶の限りで、弾き語りでは聴いたことはあるが、フルバ
   ンドでは自身としては初ではないか。ここも、これまでのセットリストから「足寄より」だと
   構えていたところでこれ。本当に感動した。山梨のふるさとの風景が浮かんだ。

12.「我家」

   今回のツアーの画竜点睛的な曲。コンサートに足を運んでくれるファンの皆様を「俺の誇

   りだ」と称え感謝を捧げた。「帰りたい」から「我家」への繋ぎ、間に入れたトークもよ

   かった。

13.「見つめていたい」

   ツーコーラス目で明らかにバック演奏と歌がずれるところがあってヒヤッとしたが、そこだ

   けだったので安心した。
14.「長い夜」
15.「銀の雨」

   新鮮なアレンジ。TUBEの「さよならイエスタディ」と似た感じで、とてもよかった。

16.「おやすみ」

   前奏が始まって、リズムも同じなのでてっきり「オホーツクの海」と思い込んで拍手する 

   準備をしてしまった。

17.「大空と大地の中で」

   一層客席に下りての歌唱。私は今回22列目。21例目の後ろに通路があり、そこを歌いな

   がら歩いた。”こっちに来て欲しい”思いを込めておこがましくも手招きしたつもりだった

   が、逆方向に折れてしまった。しかしかなり接近したところで、嬉しかった。

   声量、伸びともに見事だった。

 

 

「バラード」「La La La」「帰りたい」。この3曲を聴けたことだけでも満足だった。

 

政治話題もあったが、今回は”議員のあるべき姿”として、”声を発することができない人たちの元に議員自らが足を運びその声を聞き、それを政治に反映すべきである”との松山千春の主張は、私自身も思っているところであり、共感できた。

 

具体的な政策や特定の議員に関するどちらかと言えば否定的で攻撃的なトークは、松山千春の思いの丈を語っていることは分かるが、その政策のお陰で救われた方々や、その議員を支持する方々にしてみれば、不愉快だろうと思う。

 

それは聴衆との一体感を大切にする松山千春自身が、自らそれをシャットするようなものといつも思う。政治を話題にするのなら、今回のような趣旨で、長さもこの程度がいい。

 

「我家」直前のトークからは、お母様の100歳誕生日まであと2年。そこまで自身の体がもつかどうか、やはり自身の体調を気にしている松山千春を感じた。

同時に、ふるさとを、家族を思ういつもの松山千春の思いが痛いほど伝わり、感動した。

 

ともあれ、大満足のライブだった。

 

性格的に難しいかもしれないが、これまでにない体調管理、禁煙、節制などで、どうか健康を維持し、いつまでも歌い続けて欲しいと願う。

 

 

(本編1部)
愛を確かめる
人生の空から
ねえ君

七つちがい
ゴンドラの唄(ワンコーラス)
バラード
愛しているから

 

(本編2部)
賭け
LaLaLa
エゴイスト
帰りたい
我家

(アンコール1)
見つめていたい
長い夜
銀の雨
おやすみ

(アンコール2)
大空と大地の中で(会場に下りて)

 

(番外)~~コンサート終了後

 

ブログで知り合い一昨年秋のツアー会場でお会いした友人ご夫妻が声をかけてくださり、ブログでつながっていはいるものの初めてお会いするファンのお二方とご一緒に、5人で打ち上げをした。

 

個人的には酒を酌み交わしながら松山千春テーマで話せることはとても嬉しい時間。

 

ブログ上からも伝わるが、皆さん本当によい方ばかりで、楽しく有り難い時間だった。