金爆、GLAYに続く? 「元号ソング」への期待が高まる大物歌手
2019/4/ 1  JCASTニュース

https://www.j-cast.com/2019/04/01354104.html?p=all


 2019年4月1日の新元号「令和」の発表にちなみ、ヴィジュアル系エアーバンドのゴールデンボンバーが新曲「令和」を同日にリリースし注目を集めている。

   世間が「令和」一色に染まる中、時を同じくしてロックバンド「GLAY」も、新曲「元号」をリリースすると発表した。

 

長渕剛に「平成も作ってほしい」

  

 新元号発表から数時間で新曲「令和」をリリース、YouTube配信を開始したゴールデンボンバーを皮切りに、新元号を「音楽」に取り入れる風潮はプロ・アマチュアを問わずこれからも続きそうだ。

 

   すでにツイッターで注目を集めているのが、シンガーソングライターの長渕剛さん(62)。長渕さんは1989年3月にアルバム「昭和」をリリース、アルバムにはタイトルと同じ名前の楽曲「昭和」が収録されている。アルバムは89年1月の元号改変後にリリースされ、のちにミリオンセラーを記録している。

   新元号発表を受け、ツイッターではこのアルバム・楽曲を思い出す人も多く、

 

「新元号決がまって平成の歴史もあと少しか。長渕剛の『昭和』が頭を過った...」
「『平成』ってタイトルの曲 長渕のつよっさんは作るのかな?」
「『昭和』というアルバムを作った長渕剛は、『平成』というアルバムも作るのかどうなのか」
「長渕の昭和が頭の中にずっと流れとる。平成も作ってほしい」

 

といった声が寄せられている。

 

長渕剛「昭和」

 

記事にあるとおり1989年リリースのアルバム『昭和』のタイトル曲、12曲目。

大学4年の時リリースされ、よく聴いた。聴き過ぎたせいか、ここ10年ぐらい聴いていおらず、妙に新鮮。

 

 

ある車のCMで井上陽水が語りかける「みなさん、お元気ですか」というフレーズが放送禁止になったことを思い出した昭和の終わり。

 

テレビ番組が一切なくなり、みなビデオレンタル店に走り、行列になっていたことも思い出した昭和の終わり。私は松山千春の「真駒内5万人ライブ」ビデオをひたすら観ていた。

 

このアルバムは、昭和から平成に変わる雰囲気を今でも蘇らせてくれる。

 

歌詞の「昭和」を「平成」に替えるだけで通用するような気もするが、どうせならぜひ長渕剛に平成を俯瞰した歌を作って欲しい。それを作れば「昭和」ほどのゆったり感が出るかどうか、歌詞が四倍ぐらいになりそうな予感がする。

 

ともあれ、今回の改元は退位によるものなので、すべておめだたいムードである。

 

ゴールデンボンバーしかり、ネットに溢れる「令和」コメントしかり、「令和」にちなんだ様々なイベントしかり、こうした若い皆さんの感覚は微笑ましい。

 

新橋駅前で配られた号外に群がる、昭和、平成と生きてきたオジサン方の大騒ぎぶりもまた変わらず微笑ましい。

 

営業途中に新橋に来たのかな?いやいや、仕事に行かずに朝から新橋駅前で待っていたのかな。

 

 

 

傷つけば傷つくほど優しくなれた
貧しさは大きな力になり
意気地のなさは勇気に変わる
ひねた瞳は真実を欲しがる

真実はとてつもなく激しかった
愛せば愛すほど苦しくなる
はかなさが美しいから
死にたくてもまた歩いた

俺はいま真夜中の湾岸をとばしている
カーラジオ消して受話器を耳にかたむける
進路は東へとお前の声を聞きながら走る
とうとう昭和の歴史が終わった


悲しめば悲しむほど想いやれた
悔しさは大きな力になり
力はいつしか詩になる
許せないのは自分となる

俺はいま受話器を静かに置いた
ああ 吹きすさぶ強く冷たい風に抱かれたい
夜明け前の街が確かに動き始めてる
とうとう昭和の歴史が終わった

夜明け前の街が確かに動き始めてる
とうとう昭和の歴史が終わった