<2023.8.6記事>
2023年8月6日放送の「松山千春 ON THE RADIO」
この日が米軍による原爆投下から78年となる「広島 原爆の日」であることから、改めて「戦争は人間が起こす最大の愚行」としたうえで、「フォークシンガーとして歌って来た自分自身は、反戦を歌った歌も多くある」と語り、自曲の「時代」をかけた。
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<2022.10.19 ILで公式音源挿入>
<2019.4.1記事>
新元号 「令和」
2019年4月1日発表
万葉集(「時初春令月 気淑風和」)からとったとのこと。
「令」の字義は多様であるが、これまであまり良いイメージがないのでどうかな?と思ったが、一義には、誉め言葉としての「よい、立派な」という意味がある。
たとえば「令月」の意味は「何事をするにもよい月。めでたい月」
平和を享受している日本の一方で、世界中では今もどこかで命を落とす人たちがいる。今も戦禍が続く地域がある。
世界を何度も破滅させられるだけの核兵器を持ちながら、AI兵器にまで踏み込もうとする時代に入った。
私個人としては、揺れる世界情勢、混迷の時代の中で、平和を愛する日本が、世界平和への立派な決意持ち、どこまでも世界との「和」を見出していこうという姿勢を感じとった。
松山千春「時代」
1996年6月リリースの、松山千春デビュー20周年記念アルバム『TOUR』3曲目収録。
最初は、リリース前の日本武道館公演で聴いた。
この日の二部で「君は僕」「時代」「TOUR」と、メッセージ性の強い松山千春流フォークソング3曲を畳みかけるように歌った。ここの選曲と繋ぎは素晴らしく、今でも鮮明に覚えている。
松山千春がフォークシンガーとして作る楽曲すべてがこうした曲であるべきとは言わない。ただ個人的な概観として、”もっと深みのある歌詞で綴られたラブソングを”と思うことが多いここ数年。
時代や社会に、人々にメッセージを送るフォークシンガーとして、こんな時代に生きているからこそ、ぜひこういう歌をもっともっと生み出して欲しいと、長く願い続けている。
こんな時代に生まれたから
こんな時代を生きるんです
こんな時代に生まれたから
こんな時代を生きるんです
今日もどこかで戦いの中
傷を負う人 死んでゆく人
そんな事は気にもかけず
平和すぎると アクビする人
きっと僕等は大切なもの
思い出せずにいるね
こんな時代に生まれたから
こんな時代を生きるんです
ボタンひとつで何度地球を
破壊する気でいるのだろう
生きる権利も自由も奪い
愛する者を 失うだけ
きっと僕等は大切なもの
思いだせずにいるね
こんな時代に生まれたから
こんな時代を生きるんです
こんな時代に生まれたから
こんな時代を生きるんです
こんな時代に生まれたから
こんな時代を生きるんです