3月24日FM NACK5で放送の松山千春ON THE RADIO。

 

センバツ高校野球開幕の話題から、昭和54年、第51回大会入場行進曲に自身の「季節の中で」(1978年)が選ばれたことについて触れ、それをかけた。

 

 

その前後の青春を思うトーク。

 

「青春だなあ。我々が忘れてしまった青春を思うよなあ。

青春、忘れたくない。(特に甲子園の応援席を見て)ああ、青春だなとつくづく感じますね」

 

と語り、岩崎良美さんの「タッチ」(1985年)をかけた。

 

この曲自体を当時から気にいっていたこともあるが、松山千春が「タッチ」を選曲した感覚と、松山自身の口から「タッチ」と出たことが、やけに嬉しかった。

 

週刊少年サンデーで連載(1981年から1986年)されていた時、私は中学、高校時代ど真ん中。

 

当時クラスの男子の多くは「週刊少年ジャンプ」を読んでいた。

記憶をたどると一人だけサンデーを読んでいる友達が同じクラスにいて、タッチ人気が上がって来た頃、その彼のサンデーをみなで回し読みしていた。

 

もちろん当時はこうした漫画を学校に持ってくることは禁止されていたので、ばれないようにだけど。

 

 

ご存知のとおり、その後1985年にフジテレビ系列でアニメ化された際の主題歌が岩崎良美さんの「タッチ」。

 

ドラマ化は、水島新司さんの「ドカベン」と同じで、アニメ化されるとどこか違和感を覚え、漫画だけでの世界でよかったと思った。

 

私の二つ上の大学の先輩のアパートに「タッチ」コミック全26巻があったが、先輩が卒業する時に始末に困り、私にまとめて2,000円で売りつけて卒業していった。

もらったのではない、買わされた。

 

今でもその先輩に会うと、あの時の”恨みつらみ”😁を伝えている。

 

ともあれ、思わぬところで飛び出した「タッチ」。

あの当時を思い出すことができ、ほろ苦さとともに、嬉しく思った。

 

「青春、忘れたくない。ああ青春だなとつくづく感じますね」(松山千春)