帰宅すると玄関飾りがクリスマス仕様に変わっていた。
サンタクロースてんこ盛り。家内が季節やイベントごとに変えてくれる。有り難い。
世間はクリスマスモード一色だが、我が家では子どもたちが”サンタさんは実はいなかった。パパとママだった”と気づいて以来、特に家族で何かすることはない。
時々子どもたちがクリスマスにかこつけて、欲しい物をねだるぐらい。
さて、来週のライブに向けてリーダーから突然電話が入った。
「今から練習するんだけど、来られる??」(#^.^#)
昨夜から体調が悪く、今日も朝から休んでいるの行けないことを伝えた。
「で、『さらばシベリア鉄道』をやめたので、別にもう一曲、南こうせつの『夢一夜』、やるから。3カポでEm、これで練習しておいてよ」
南こうせつ「夢一夜」。1978年10月リリースされた4枚目のシングル。
リリース当時私まだ10歳。ギターを始めてからさらっと聴いたことはあるけど、深く聴いたことはなかった。
南こうせつは作曲だけ、作詞は阿木燿子氏。
氏の歌詞の世界には触れたことはないが、水谷豊の「カリフォルニア・コネクション」の作詞が氏なので、その記憶だけあった。
歌詞の世界を、メロディがよく引き出して、声が歌全体を包み込み、雰囲気を作り上げていると思った。
素肌に片袖 通しただけで
色とりどりに 脱ぎ散らかした
床に広がる 絹の海
着ていく服が まだ決まらない
苛立たしさに 口唇かんで
私ほんのり 涙ぐむ
あなたに逢う日のときめきは
あこがれよりも 苦しみめいて
ああ 夢一夜 一夜限りに
咲く花のよう 匂い立つ
恋するなんて 無駄なことだと
例えば人に 言ってはみても
あなたの誘い 拒めない
最後の仕上げに 手鏡みれば
灯の下で 笑ったはずが
影を集める 泣きぼくろ
あなたに逢う日のときめきは
歓びよりも せつなさばかり
ああ 夢一夜 一夜限りと
言いきかせては 紅をひく
あなたを愛した はかなさで
私はひとつ大人になった
ああ 夢一夜 一夜限りで
醒めてく夢に 身をまかす