折り畳み傘もしっかり持っている。
市ヶ谷に来る前に寄った永福町 大勝軒が予想以上に空いていて、急ぎ足でなくゆっくり歩いた。
松山千春「僕なら」。1995年リリース。
珍しく、サラリーマンの日常を歌っているのだろう。当時松山本人が「松山千春らしくない歌」と言いながらも、出来には満足してると言うような発言をしていた。
ただ、2番のワンフレーズを除けば、サラリーマンの日常とまでは言えない、どんな歌にでも当てはまるような、いつもの松山ワールド。
歌詞は違うものの、最後、同じメロディのサビが4回続くのはちょっとくどい。
ただ、個人的にはとても気に入っている曲。
1995年リリース。当時は今ほどタバコは悪役になっていなかっただろう。ましてや、建物などの完全禁煙化などはまったく広がっていないと思う。
この主人公は、勤務時間中、どこでタバコをふかしていたのだろう。さすがにオフィスの中ではないだろう。ラウンジか、社屋の屋上か。
ともあれ、タバコをふかしつつ退社時間を待つのだから、あまり忙しくない立場の人のようだ。
ただ、君に会いたくて、君のことを考えているから、そうなっていたのかもしれない。
私としては、この君は家族。
未だ自分自身に悩み、職場という現実の中で格闘の日々。
煩わしい毎日に追われたとしても、家族を胸に頑張る。
きっといつかたどり着ける、たどり着いてみせる、たとえ回り道のように見えても、夢、やりたいことを求めて。
ひょっとしたら 午後から雨 傘も忘れた
だ急に 誰もかもが 急ぎ足
わずらわしい 毎日に追われても
君への想い 胸に抱きしめ
きっと いつか たどりつけると思う
たとえまわり道でも 愛を強く信じて
退社時間 気にしながら タバコをふかし
君の事を考えてた 逢いたくて
君とすごす 時間はとても速く
過ぎて行く気がするよ 何故かな
こんな僕を 愛していてくれるね
今でも不思議なんだ 夢のようさ
わずらわしい 毎日に追われても
君の愛に応えて 頑張る
この世界の 誰よりも幸せに
なってもらうよいいね 出来るはずさ 僕なら