車中、流すDVDは―
2010年に発売された「30th Anniversary BOX from TSUYOSHI NAGABUCHI PREMIUM」の中の「PREMIUM of the ARENA TOUR」。2009年ツアーの模様を集めている。
その中の「手のひら」。弾き語りで歌われている。感動した。
この曲だけ何度観たことか。何度自分でギターで弾いたことか。
「手のひら」が収録されているのはアルバム『乾杯』。リアルタイム1980年、中学1年の時購入した。とてつもなく昔のような気がする。
「決心」「手のひら」「もう一人の俺」「乾杯」のインパクトは今でも覚えている。
「手のひら」。「掌」とも書くが、一般的な用法は「手のひら」でよい。
アルバムで聴いて以来?とも思えるぐらい超ひさしぶりの選曲。しかも弾き語り。
映像の中でも、歌に入った直後ファンの「おおー!」という歓声が大きく響く。
それほど多くのファンの皆さんにとって驚きの選曲であり、嬉しかったと思う。
使っているギターはTAKAMINE-DMP561Cだろう。TAKAMINEならではの音が響く。
歌い方、高音の出し方に意見はあるが、この選曲、弾き語り、それだけで満足だった。
歌い方としてはオリジナルから大きく崩してはいない。
「歌え~!!」と煽って、拳を突き上げて歌う歌ではない。
エンディングでもメロディを奏でているわけではなく、スリーフィンガー(一部ストロークを入れて)のコード進行だけであれだけのパフォーマンスは見事。
弾き語りでよく歌われる感がある「俺らのうちまで」「逆流」「交差点」「HOLD YOUR LAST CHANCE」は除いて、ぜひこの時代の歌も歌って欲しいと願っている。