松山千春「海を見つめて」
NEWSレコード第一弾として1980年9月に発売された2枚組4曲入シングル「人生の空から」に収録されている。
1980年12月28日 放映の「CHIHARU TAKE OFF ~25歳の旅立ちに託して~」(以下)フルバンドで歌っているが、アレンジの好みか、個人的には1981年野音での弾き語りの方がいい。
間奏のストロークにも松山の感情が込められているように思う。
おそらく松山が24、25歳の頃に作った曲。毎回のことだが、その若者がよくこういう歌詞を書けるものだと、関心する。
この時なにか悩んでいたのか。考えた詰めていたのか。
限りのない日々、限りのない人間の生命。
その永遠の中で、有限のこの人生をどう生きるか。
夢を求めて、燃え尽きるまで生ききる。
トータルで、よく生きた、と言えるにはやっぱり今が大切で今日一日がどうか、その積み重ねということになるのだろう。
今を、今日を完全燃焼で生きる。当時から変わらぬ松山の哲学が伝わってくる。
ちなみに、何かのギター楽譜の歌詞だったと思うが。
「燃え尽きる時を求め さまよい歩く」の部分が”燃え尽きる時をも 止め”となっていた。
後者でも意味が通じる、と思ったことがあった
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