4月7日ミュージックフェア、松任谷由実デビュー45周年特集の第1回目を観た。
次週も2回目を放映するそうだ。

 

これまでほとんどまとまって聴いてきたことはないが、「いちご白書をもう一度」(以下「いちご白書」)、「卒業写真」「真夏の夜の夢」はよく聴いた。

 

「卒業写真」は2006年松山千春デビュー30周年ツアーの幕張メッセでのライブ、アンコールで歌ってくれた。ステージ向かって右ウイング的な所で歌ったと記憶する。とてもよかった。

 

「いちご白書」は、中学3年の学園祭の後夜祭で歌った。フォークダンスをしながら、その合間にいろんな歌を全員で歌う。他にも「秋桜」(さだまさし)や「さよなら」(小田和正)なども歌った記憶がある。

 

いやいや青春ど真ん中、とびだせ青春

青すぎて思い出すたび汗が飛び出しそう汗汗

 

 

中学3年と言えば1982年。松山千春が真駒内で5万人ライブを成功させた年。

「いちご白書」がヒットしたのは1975年、ばんばひろふみさんのカバーによる。

 

『いちご白書』自体は1970年に公開されたアメリカ映画で、1968年にコロンビア大学で実際に起こった学園紛争の手記をもとに制作されたものである。1968年は私が生まれた年。

 

現在もそうだが、とかくアメリカの大学のトレンドは日本に20年ほど遅れて到着することが多いが、大学紛争はほぼ同時代的に起こっていたのだろうか。

 

そんなに古い歌をなぜあの当時の中学生が歌ったのか、実行委員会の誰かの好みだったとは思うが、全員一生懸命歌っていた。

ライトを点けた校庭、ライトに照らされた横に長い校舎と体育館が浮かんでくる。


大学紛争を越え、その運動員だったのだろうか、それもどこか冷静に見て、彼女との思い出を大切に自分の道を歩んでいく。本当にいい歌だと思う。

 

 

ご存知のとおり松山千春がかつてハローミッドナイトのなかで「いちご白書」を弾き語りで歌っている。

ワンコーラスだけだが、伸びやかな見事な歌声に惚れ惚れする。

 

春のツアーでセットリストにあがるカバー曲は「北のうたたち」に収録されているものだろうから、「いちご白書」を歌うことはないだろう。

 

 

広い世代が知っている1970年代の、当時そう呼ばれていたいわゆるフォークソングなども歌ってほしいなぁとは思う。

 

4月14日のNHK「SONGS」も松任谷由実が出演するらしい。

楽しみにしている。