松山千春研究の大家にして第一人者、松山千春ファンの「アゴラ」※的存在である夢野旅人さんが、松山の春ツアーが弾き語りだという情報に基づいて「弾き語りツアーで聴きたい歌16曲を教えてください」アンケートをご自身のブログで実施している。
※アゴラ 古代ギリシャ語。市民が哲学や政治などを自由に論じあった広場
夢野さんのブログの愛読者である私はこうしたアンケートを結構楽しみにしていて、極力回答するようにしている。
私人が開設しているブログアンケートに、ほぼ毎回20名前後が回答すること自体すごいことだと思う。
夢野さんのブログを見ればデビュー以来の松山千春の情報はほとんど確認できる。
松山千春ビッグデータ管理人と言ってもよい。
そして多くの方々が夢野さんのブログでの呼びかけに応えていらっしゃること自体、このブログが「アゴラ」となっている証拠だ。本当にありがたいブログだ。
で、今回の夢野さんの呼びかけに応えて私が送った聴きたい歌16曲は以下。
当然、弾き語りだからこそ映える歌もあれば、バンドがついた方がよいものもあるのは承知のうえ、さらには足の具合の悪さと春ツアー敢行を考え合わせれば弾き語りになることもよく分かる。
しかし、デビューして数年間、弾き語りのステージでオーディエンスを沸かせるトークに爆笑しながら聞こえてくるアルペジオの前奏、バンドの時以上に前面に出てくる松山の伸びやかな歌声。
「長い夜」のアグレッシブなライブパフォーマンスに改めて惚れ直したが、やっぱり松山と自分のつながりの原点は弾き語り。
牽制し合う曲、食い合う曲もあるが、好きな曲ばかりを列挙した。
「人生の空から」や「雪化粧」はここ数年のツアーでのリストアップ頻度からすればもうお腹いっぱいだが、弾き語りとなると話は違う。
とくに「雪化粧」は原曲のあのアコースティックギターベースのアレンジだからこそ「雪化粧」だと、個人的には思っている。
「北風の中」は昨年秋のツアーで歌ってくれて本当に嬉しかったが、松山千春の歌唱力はあんなもんじゃない!という逆の意味での欲求が高まった。
とはいえ、もう原曲キーでは歌えないことは分かるので、変調して音を下げて、改めて歌って欲しい。
1. 人生の空から(一番はスロー)
2. 雪化粧
3. あの頃
4. 君の愛
5. 情景
6. 帰ろう
7. 木枯らしに抱かれて
8. 北風の中(変調)
9. 終わり無き愛
10. 冷たい雨
11. 帰り道
12. 男達の唄
13. 虹のかなた
14. 慕う
15. 歩き続ける時
16. あなたが僕を捜す時
一方で、弾き語りのステージだからこそ、歌って欲しくないと思う歌が10曲ほどある。
とくに「おいで僕のそばに」「あたい」「愛って呼べるほどのもんじゃない」「ふるさと」などは、それらの置き場所も容易に想像がつくので、とにかく避けて欲しい。
弾き語りツアーだからこそできる、普段あまり歌わない歌を、自由自在に歌って欲しい。