10月18日、約2年半振りに松山千春がオリジナルニューアルバム「愛が全て」をリリースした。
その売れ行きはどうか、オリコンページを見てると。流通の関係で前日の17日に入手できるため、17日から順位が出ている。デイリーランキングで、10月17日初登場で14位、16位、16位、と推移し、最新20日付で23位。今後順位が上がることはそうそうないだろう。
売上枚数は記載されていない。20日付1位の嵐「untitled」41,460枚、3位のDREAMS COME TRUE「THE DREAMS QUEST」が1,765枚。枚数が記載されいるのはここまでなので、23位の松山が何枚かは分からない。ただ4桁には届いていないのではないか?と荒っぽく推察する。この4日間で10,000枚まで届いているのかどうか、トータルでも20,000枚までは届かないだろう。
ベストアルバムなら、ファンでなくても購入するチャンスはあるが、オリジナルアルバムとなるとやはりコアなファンの購入だろう。
中学、高校時代、松山のアルバムが出るたびに本屋でオリコン(紙媒体)を立ち見して、出すアルバムがほぼ初登場第1位、総売上も10万、20万という時代の残像がないわけではないが((#^.^#))、現在の松山のCD売上枚数を気にしているわけではない。それでどうこう言うキャリアでもない。
自分が長く応援しているアーティストの歌を、ファンであろうとなかろうと、一人でも多くの人に聴いてもらいたいと思うだけである。
このニューアルバム、すでに全曲を20回は繰り返し聴いた。その中で、私の中に引っかかったのは 「愛が全て」「風」「きらめき」「ときめき」「淡い雪」の5曲。順位をつけるとしたら「淡い雪」が1位で、あとは同じレベル。
全体として小粒感があり、おお!という際立つ曲はない。スタジオミュージシャンが、ドラムで島村英二氏の名前が多くあったり、アコースティックギターで笛吹利明氏が名を連ねているのは嬉しい。
ともあれ、歌詞の内容、言葉の数、声の質、歌い方特に高音での声(音)の返し方、それらはまさに現在の松山千春である。