「シリコンバレー式 よい休息」
アレックス・スジェン―キム・ハン著 野中香方子 訳
日経BP社 2017年5月29日刊
「現代人は労働と休息の関係を誤解しているということだ。労働と休息は、対極にあるものではない。労働を語ることなく、休息を語ることはできない」
「労働と休息は白と黒、あるいは善と悪のように対立するものではない。むしろ両者は、生活の波の異なるポイントと見なすことができる。谷のない山頂はなく、低地のない高地はない。どちらも、互いがなければ存在し得ないのである」
「現代人は良質で真剣な休息の価値を過小評価しており、それがどれほどの成果をもたらすかということも、わかっていない」
以上、本著から。
「戦略的休息」(著者)を実現していた過去の偉人や、創造的な仕事をなし得ている実業家、芸術家などの休息の過ごし方(=仕事の仕方)を紹介しつつ、必要な10項目を示している。
「朝の日課」「歩く」「昼寝」「中断」「睡眠」「運動」 ・・・
などである。
私のように半ばワーカーホリック状態(#^.^#)の場合、一番やってはいけないのが、職場のメールをスマホで同期を取り、休日にもそれを見ること。見ればその場で仕事が始まる。
”ONとOFFの上手い切り替えはないかなぁ” ”こういう24時間仕事みたいな生活はよくない”と気づき始めた時期だったので、そこを考えるために参考になった。
約300㌻の本だが、軽く読了できる。