さて、ポリープ摘出手術後3日目の朝。だいぶ痛みは治まってきたが、時折痛む。しかし痛みもあるが、時間もある。いろんなことが出来て嬉しい。

 

れいの松山千春の飛行機機内での「神対応」。

余波がまだ残っている。

 

LIVEを通して松山の人柄に触れているコアな松山千春ファンの皆さんに言わせれば「当たり前」「いつもどおり」という反応が多い。

 

8月30日付毎日新聞の「芸能ニュースランキング」では、21~26日の朝のワイドショーで最も長時間取り上げられた芸能ニュースは、この松山の「神対応」。総放送時間は計53分41秒で第1位だった。

https://mainichi.jp/articles/20170830/dyo/00m/200/013000c

 

一方、ある雑誌には、『哲学者怒る「日本の公共空間はうるさすぎだ」 遅れた飛行機内での熱唱は「美談」なのか?』と題した記事を掲載していた。

 

日本での公共(交通)空間では、日本人は、老人や旅慣れない人など、「弱者」に視点を合わせ、注意放送によって彼らを救おうとするため、必要以上に至るところでアナウンスを行う。それが結局、至るところに「うるささ」を作り出しているという考え方から、

 

『松山千春さんの「善意」ですが、少数かもしれないけれど。迷惑に思った人は必ずいるはず。(中略)突如その歌を「聞かされる」ことに大いなる苦痛を覚えたことでしょう(私がその場に居合わせていたら、あとで必ず客室乗務員に訴えたと思います)』

 

と述べていた。そして

『まあ、毎日新聞によると、松山さんが、「出しゃばったことしているなと思うけど」と語っていたらしいことを知って、ちょっと救われましたが……。』と締めていた。

 

なるほど、そういう見方もある。

 

さらに、長年松山と親交のある桑田佳祐が自身のラジオ番組の中で

 

「千春は素敵だよねぇ!!ああいうの、、カッコいいと思うけどな、やっぱあの、千春君じゃなきゃ出来ないよ」

 

と称えていたと言う。

 

ひとつの行動に対する反応が100%同じになることはあり得ない。ただ、今回の松山の対応に、その場にいたより多くの人が和み、「松山千春、よくやった!」と思ったわけで、さらにまたその投稿、報道を見て同じように思った人びとが多かったから、反響が大きくなったということでしょう。

 

様々な反応があってよいし、双方の意見を平等に報道するのが基本だと思うが、この松山の行動を称える報道をするたびに、「一方で、そうは思っていない人もいるようです」と、不快に思った人のコメントを流すほどのことでもないだろう。

この件は、その場にいた人たちが松山千春の歌と機内アナウンスに和み、喜んだ。全国に涼風を送った。よくやった、松山千春!―それでいい。