(2016年10月 羽田AP→旭川AP上空)
 

今日の昼頃から、応援する松山千春が新千歳空港から1時間以上出発が遅れた機内で、

名曲「大空と大地の中で」を歌い【機内アナウンス】を行ったニュースが駆け巡り、You Tubeにも多数の映像が投稿された。

 

そのYou Tubeでの映像タイトルには「松山千春、神対応!」「松山千春かっけえ」「前代未聞の全日空機内で大熱唱!」「サプライズ!」など、最大級の褒め言葉が並ぶ。


私が自宅や車の中で松山ばかりかけている影響で松山嫌いになった我が家族たちは、私が帰宅したら「松山千春、すごいじゃん!」と声をかけてきた。

 

松山には興味を示さない私の友人たちもフェイスブックでそのニュースをシェアし、「千春、やるなー!」と絶賛していた。彼らが「千春!」である。こういうニュースを見ると、急に彼らも同時代を生きたアーティスト気分になるらしい(^^♪

ファンとしては嬉しい限りである。私としては、これほど頻繁に出張に出て、新千歳空港は年に何回も利用するのに、なぜそこに自分がいなかったのか!と悔やまれてならない(^^♪。

 

歌以外のトークでは「外では航空会社の人たちが出発に向け、頑張っていますから。旅は道連れと言います。皆さんのご旅行と、皆さんの人生が素晴らしいものでありますように」(趣旨)と機内アナウンスを行った。


ファンとしては、こうしたトークにこそ松山の真骨頂がある。ライブでもこうした周囲への配慮を絶対に失わず、そこに集った人たちを労い、感謝する。逆境に苦しむ人には寄り添い励ます。口が悪く、すぐに毒舌などと揶揄されるが、そこにいる人たちはその松山の暖かな配慮、心と言葉に感動するのである。

 

今回のこのエピソードも、松山は自律神経失調症再発で体調絶不調の時である。しかもその体調不良の中でも、知人の葬儀に参列するために大阪に向かうところだった。

 

重ねて書くが、歌ったからこそ余計に話題になったと思う。しかし、本来歌おうが歌わまいが、人々へのその配慮こそ、「これぞ、松山千春!」であると改めて思った。

 

 

(2016年9月 羽田AP→新千歳AP上空)