4(1)膀胱がんの検査と診断法・膀胱鏡 | たかみちの膀胱癌・副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌低下症記録

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H24.5膀胱癌で膀胱摘出,ウロストマ,H27.6尿管再発,閉塞、両側腎瘻,H27.8尿管一部摘出手術,腎瘻廃止,ストマに戻るもリンパ節に再発,抗ガン剤治療GC.MVAC.キイトルーダ,ドセタキセル.バベンチオ.パドセブ実施.R5.4.4再発リンパ節摘出手術も再発.ドセタキセル実施中.ゴルフが趣味

4 膀胱がんの検査と診断法

(1)膀胱鏡

 膀胱がんの診断は内視鏡(膀胱鏡)でほぼ確定できる。

 また、膀胱鏡所見より臨床経過や予後を予測し、必要な検査を計画する必要がある。

 ①腫瘍の形態、

 ②腫瘍の数と大きさ、

 ③腫瘍占拠部以外の粘膜の変化、特にCISを疑う所見、

などを評価する。

 また膀胱から尿道までのすべての粘膜を注意深く観察するべきである。


 一般に腫瘍表面の性状と茎の有無より、

 ①乳頭状・有茎性、

 ②乳頭状・非有茎性、

 ③乳頭状・広基性、

 ④非乳頭状・広基性、

に分類する。

 これらは病理所見や臨床所見ともある程度相関することが多く、①②は異型度が低く、表在性であり、④は異型度が高く、浸潤がんである確率が高い。

 CISでは明らかな腫瘍病変はないが、粘膜の発赤、ビロード状、絨毯状の変化として認められる。