教科書の続き
2 膀胱がんの病理分類(その3)
異形度は細胞異型と構造異型の両者を考慮して決定される。
細胞異型は核や細胞質の性状を、軽度(1)、中等度(2)、高度(3)異型と表す。
構造異型は発育形態、細胞極性、浸潤形態などを、軽度(1)、中等度(2)、高度(3)異型で表す。
grade0(G0)は腫瘍細胞に異型性がなく、構造も乳頭状に増殖した配列は6層以下である。
grade1(G1)は細胞異型度も構造異型度も1であるもの。
grade2(G2)は細胞異型度か構造異型度の少なくとも一つが2であるもの。
grade3(G3)は細胞異型度は構造異型度の少なくとも一つが3であるものである。
(引用以上)
この項目は難しいですね。分別はわかっても、程度の判定は病理組織(顕微鏡で判定?)で決定されるもので、その区分は専門の病理医でないとできないものでしょう。
ちなみに私はG2