1 膀胱癌の疫学 | たかみちの膀胱癌・副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌低下症記録

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H24.5膀胱癌で膀胱摘出,ウロストマ,H27.6尿管再発,閉塞、両側腎瘻,H27.8尿管一部摘出手術,腎瘻廃止,ストマに戻るもリンパ節に再発,抗ガン剤治療GC.MVAC.キイトルーダ,ドセタキセル.バベンチオ.パドセブ実施.R5.4.4再発リンパ節摘出手術も再発.ドセタキセル実施中.ゴルフが趣味

がんになった人は主治医からの情報のほか、いろいろな本などでしか情報が得られません。その中には個人の意見が強いものも多く、公平なものではありません。

 今回のBUR-Trの入院中、図書室に医学生の使うような「臨床腫瘍学?」という本があり、ずっと読んでいました。この本にはがんの発症機序から各がんの解説、検査法、治療法などとても細かく書いてあります。記述内容はエビデンスに基づいたものが多く、そうでないものもそのことがわかる表現で書いてありますので大変参考になります。パンフレット的に書いてあるものも大体この内容に沿っていますので、信用できるデータと思っています。


私は余命宣告はありませんでしたが、この本に5年生存率のデータが文献引用付きでのっており、がんのステージなどによって、自分で判断していました。生存率などはT3aなら・・、T3bなら・・という感じであとから自分で見返して判断しており、主治医には特に聞きませんでした。


 ほかにもこの本の内容によって治療の内容やこれから行われる抗がん剤の種類や治療方針などがわかりました。



私が、入院中に出会った「臨床腫瘍学」はたぶん、教科書的に使われる内容だと思われるので、その内容をこれからシリーズで書いていこうと思います。

そのまま書いては著作権に影響すると思うので、私が内容をかいつまんで書きたいと思います。


1 尿路上皮がん

(1)疫学

 ア 罹患死亡統計


尿路がん(腎盂、尿管、膀胱)の死亡数では膀胱癌が最も多く、7割以上を占めます。

膀胱癌の年齢調整罹患率は男性が女性の約4倍。

年齢階級別罹患率は男女とも60歳以降で増加し、40歳未満の若年では低いとされています。


膀胱癌は罹患数でも尿路がんの中で最も多く、約半分を占めるようです。

累積罹患率の国際比較では膀胱癌は欧米白人で多く、アジア系民族は低いようです。

(今回はここまで)


私は50歳なので早い方ですね。低いほどではありません。

アジア系なので(当然か)低い方です。

これからの疫学もすべて低い方に当たるのに発症しました。

宝くじに当たるようなものですね。

当たっているのは男女差くらい、でも女性でないので比較はできません。