ここでは技能試験(以下実技)について紹介していきます。

晴れて筆記に合格若しくは筆記免除の方は実技が控えてます。試験問題は事前に公表されるので、前もって練習しておくことができます。公表問題は13問あり、その内の1問が出題されます。しっかり練習して全てできるようにしておきます。

実技を受験するにあたって、工具を用意しなければなりません。貸し出しはないので自前で揃える必要があります。私は会社で借りることができましたが、全く持っていないならアマゾン等でセットで売ってたりします。

指定工具以外の工具は好きに持参していいので、『VVFストリッパー』という電線の被覆を剥がす工具を用意しておくと便利です。電工ナイフで剥かなくても楽に安全にはがせます。指定工具は持参が必須なだけで使わなくても構いません。

練習には最低でも指定工具の他に、スイッチや電線等の資材が要ります。私はこれも会社の資材を使わせてもらいましたが、練習用資材もアマゾン等でセット売りしてます。スイッチ等は繰り返し使えるので、電線類が足らなくなったら買い足しすればよいです。

練習を始める時期ですが、筆記試験の結果が出てからでは遅すぎます。筆記問題用紙は持ち帰れるのですぐに自己採点して、合格点に到達してるのを確認できたら直ちに練習を始めるべきです。

もちろんもっと前から始めるのもありです。過去の実技問題を練習して、作製手順や工具の扱いに慣れておけば公表問題は過去のものとほとんど内容が同じですから、すぐにできるようになるでしょう。

作製手順は非常にわかりやすい実技対策テキストが売られてますし、You Tube等の動画を参考にするのもいいと思います。いろんな時短テクも紹介されてます。

慣れないうちは試験時間を大幅に超えてしまいます。ストップウォッチで測りながらしましたが、最初は1時間ぐらいかったかもかもしれません。しかし、繰り返し練習すると本番では余裕を持って完成できるようになっていました。

二種電気工事士試験の受験料は、1万弱とそこそこのお値段(実技のみ受験も同じ)です。さらに工具代と練習用資材代がかかりますので、人によってはトータル3万超えです。これがネックで躊躇する人もいるかもしれません。免許だけ取りたい方にはかなりの負担ですが、DIYが趣味の方は工具も無駄にはならないと思います。