うどん・ソバ目次の充実のために、
食べログに書いてたのをそのままブログに引用しておりま~す^^;
したがって、すでに閉店、、、
もしくは代変わりされ内容が大きく変わっている場合もありますので、あしからず^^;
あくまでも記録のためですので、
こういう店もあった・・・という感じで思い返していただけたら幸いですm(__)m
また、初期の頃の文章なので、小学生の作文みたいになってたり、、、
内容を上手にまとめ上げれず、ダラダラと長い文章になってたり、、、
あと、画像が古いので多少お見苦しいところもありますが、おゆるしくださ~い(笑)
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この店がある、高松市植田地区は、
田園地帯をバックに山々が広がり自然豊かなエリア。
良い言い方をすれば長閑で落ち着いた雰囲気で空気の美味しい場所ですが、
やはり、ここ最近の流れからか高齢化が著しく日に日に寂しくなっている地域でもあります。
そんなエリアにも、数えるほどですが「うどん店」はあり、
元々飲食店の少ない地域ですから、大体の店は把握しているつもりでした。
特に「うどん店」に関しては・・・
そんなある日、うどん屋情報収集の為、ネットサーフィンしていて、
この店の存在を初めて知り、改めて場所等を確認して、次の「うどんツアー」の際に
是非行ってみようと思っていたわけです。
昔の街道のような通り・・・
かつては、人の往来もあり賑やかだったのではないか?と想像できる、
この地域随一の商店街のような名残のある通り・・・
シャッターが下り閉ざされたままになっている建物が数軒ならんでいました。
今も運行されてるのかどうかは定かでないけど、その中心地っぽい三叉路部分には、
バス停があり、ちょっとした広場のようになっていました。
その、かつての町の中心地だったのであろう場所に、今回目的の店がありました。
「つたや食堂」さん。
緑色のストライプの日よけテントには、屋号が薄れかけながらも確認できました。
同時に、お好み焼きの文字も・・・どうやら、主体はお好み焼き屋さんのようですね。
店内は、そのテントによって覆い隠され、中の様子を伺い知る事はできませんが、
店内から聞こえてくる話声で、人の気配は遠くからでも感じ取れました。
ノレン代わりのテントをひょいとくぐると、そこにはオッチャンとオバちゃんの姿・・・
「あの・・・えっと、食べれますか?」と、聞いてみると
「あ・・・あんまり種類は出来んけどォ~・・・何食べるんな?」と、
オバちゃんが応える・・・
どうやら、このオバちゃんが、ここの店主で、オッチャンは常連客という感じかな?
壁に貼られたメニュー表を確認・・・
特に「うどん」に関しては、
(かけ)うどん・ザル・冷やしに月見、鍋焼きに、うどん焼きと・・・
思ってたよりかメニューは豊富。
まぁ、このうちの何種類かは出来ないかも知れないので・・・
ふつうに「(かけ)うどん」を注文する。
ちなみに、テントにも書かれていて、
この店の主力なのかも知れない「お好み焼き」は、
店の隅に鉄板らしきものが見え隠れしてたけど、新聞紙が多いかぶせられていて、
テープでぐるぐる巻きになっていたので、常には使われてない様子・・・
いや、それとも、その鉄板を使わずに奥の調理場で作って出すスタイルなのかな?
とにかく、今回は「うどん」を食べてみます・・・
店内は、昔ながらの風情を残したまま、今に至るって感じ・・・
調度品とか壁にかかる写真とかも、確実に昭和を過ごしてきた感じ?
長テーブル2セットをつなぎ合わせた客席が中央にドンッと配備されて、
それがメインダイニングって言った感じの店内。
撮影しても良いですか?との問いかけに、オバちゃん快く承諾してくれました。
どうやら、つい最近も、同じように店内を撮影して帰ったお客がいらっしゃったようで・・・
ウチの様な古い通りの古い食堂が、
そうやって取り上げてくれるのは、本当にありがたい事・・・
近所の常連さん相手に細々とやっているような昔ながらのボロボロな食堂やけど、
そういった風にパソコンとかで取り上げてくれたら励みになるんよ~
・・・と、笑いながら奥の調理場に消えて行きました。
やがて、「うどん」が出来上がって、卓上に運ばれてきます。
「かけうどん」
ゆらゆらと揺らめいて、熱ダシの上昇気流に乗って
鼻先まで美味しい香りが漂っています。
麺は、どこかから卸しているのでしょうね。
流し込むような感じの麺でした。
ダシが、これまた普段食べなれている味わいと、少し違って濃いめの味付けですね~
イリコとかカツオとか以前に、醤油の芳醇な香りが先に伝わってくる味付けです。
これは、これで美味しいと思いましたが、
何かの味に似てると・・・ずっと考えながら味わっていました。
なんとなく、それが何なのかわかりました。
上に乗る具材「海苔」と「カツオ節」と「天かす」・・・
そこに、濃い味のダシが加わる事でなんだか、焼きウドンの味わい・・・
醤油風味の焼きウドンの味わいに似てると思いました。
ちょっと一風変わった味わいの「かけうどん」
でも、この店をよく利用する方々にとっては、
この味付けが、ソウルフード的な味付けなのでしょうね~
ごちそう様と告げ代金を払って、往時を偲ぶ町唯一の目抜き通りに佇むと、
なんだか当時の賑わい、通りを闊歩する人々の息使いのようなモノが・・・
一瞬だけど・・・ふわ~っと駆け巡っていったような気がしました。
古き良き時代を渡りぬいた、昔ながらの小さな食堂・・・
今では、ヒッソリとその生りを潜め、静かに余生を歩んでいる・・・
そんな感じの食堂でした。