えー、ちょっと興味深い本を発見しまして、入手後読んでみました。
ルトワックの“クーデター入門”
A Practical Handbook, Revised Edition, 2016
米国戦略国際問題研究所(CSIS)
上級顧問
エドワード・ルトワック
奥山真司監訳
「クーデターはやる気と材料があれば素人でもできる!」
こんなことを教えてしまってよいのだろうか?
事実上タブー視されていたクーデターの研究に真正面から取り組み、クーデターのテクニックを紹介するという衝撃の内容!
事実上タブー視されていたクーデターの研究に真正面から取り組み、クーデターのテクニックを紹介するという衝撃の内容!
クーデターへの予防策や備えが世界的に広まって実行された原因の一つは、この本の初版かもしれない。実際に私は複数の国の安全保障関係者からそのようなことを聞いたことがある。たしかにクーデターを実行する側の人々はこの本の内容から学ぼうとしたのかもしれないが、統治者や警備担当の人々もクーデターを防ぐために、この内容を学んでいたようなのだ。(「2016年版まえがき」より)
ここまで
いかがでしょうか。興味あります?
いわゆるハウツー本の範疇に入るのでしょうが、“ジャンボジェット機を操縦する”よりもさらに遠い世界のハウツーですwww
まぁ、そんなハウツーでも面白ければいいのですが、残念〜〜〜!
全く響いてきません、面白くないっ!のです。
あまりにも自分に関係のないクーデターということと、オリジナル版が1967年に刊行されたものであるということを差し引いても、駄目なのです!
軍隊の組織構造と、仲間の増やし方、クーデターに加わっていない部隊の無力化の仕方など、具体的なようで、そうなのか???と疑問符がいくつも付いてきます。
でもまぁ、実際に途上国の軍隊の中隊長レベルの方がよむと、実行のタイミング、襲撃施設の選定、部隊への実行命令のタイミングから、実行後の国内の混乱の収め方、外国勢力との交渉の要点など、たしかに勉強になりますわ〜〜〜と。
でもまぁ、世界でこんなにクーデター(未遂も含む)が起きているなんて、ちょっと驚きです。
ただ日本にはあんまりニュースとして伝わって来ていないだけということなんでしょうねぇ。
はい、まぁそんな感じで、本日は以上です。
タイトルに釣られたな〜
![]() ルトワックの”クーデター入門” [ エドワード・ルトワック ]
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