星組公演 『BIG FISH(ビッグ・フィッシュ)』 | 宝塚歌劇公式ホームページ (hankyu.co.jp)


配信も円盤もない舞台ですが、

なんと宝塚友の会が友達になってくれたので

観に行きました。

別箱当選は久しぶりです。


とても良い作品でした!😭

単なる父と子の物語、ではない

信念を持ち自分らしく生きることの大切さを改めて実感。

また最後にサンドラ役の小桜さんが歌うシーンは、めちゃくちゃ泣けました。。


シアターオーブも見やすくて最高です。

A席最前列センターというのもありましたが。

(正直、ブリリアよりオーブを使って欲しい。。)


後から映画版を見ましたが、

こちらもとても良かったです。映画はダークファンタジー風味で舞台とも違うのですが、よくぞこの幻想的な作品を舞台化できたなと、別の意味でも感動しました。


  観賞サポートについて


本編は台本データを入れたタブレットの貸し出しあり。

配信も円盤もない=著作権が厳しい舞台ですが、鑑賞サポートには関係ありません。

少し前までは、著作権が厳しいというだけでサポートがあるのかどうかドキドキしてましたし、舞台の情報が出た時点で何度も要望を出さないといけなかったけど、今回はあるのが当然と思って行きました。

著作権で歌詞が出せない問題があったとき、声を上げて本当に良かったです。



そして別箱でも、UDトーク(音声認識・文字起こしアプリ)の試験的利用が始まりました。


舞台挨拶や、アナウンスなどの文字化が目的です。

 

宝塚の持ち劇場では、既に千秋楽配信の際にUDトーク利用が始まっており、UDトークは音響に繋いで利用されています。


こちら👇はライブ配信のサポートの案内。

これは劇場で鑑賞する時にも利用できます。もちろん誤認識の修正もあります。



千秋楽以外も使いたいと要望を出していましたが、シアターオーブは持ち劇場ではないためまだ先かな…と思っていたら、素早い対応に驚きました。

 
事前に試験的な対応であることなどについて細かい説明があり、紙に印刷された説明文もいただきました。
 

また、タブレットにはSIMを入れ、会場内で通信ができるようになってました。すばらしい!

 

ただ、オーブではUDトークを音響につないでいないため、

アナウンスもトップスターの舞台挨拶も、笑えるような誤変換が次々に現れ、UDトークの初期の頃ってこんな感じだったな~と、懐かしくなることも(笑)


そもそもUDトークは、会場に流れる音を端末で拾うのには向いていません。これはユーザーとして分かり切っていたので、YYも試してみたものの、こちらもダメ。

一般的にタブレットはマイク性能が劣る、という問題も大きいと思います。

 

終演後にスタッフの方から、どうでしたか?と感想を聞かれて、

使ってはみたが、UDトークを音響に繋いでいないので厳しい、結果はログを見て欲しいこと、

今後は音響に繋いでいただきたいこと等をお伝えしました。


改善する方法はあるので、ダメならダメと伝えた方が改善に繋がりやすくなると思います。


また、個人的には音声認識に頼るだけで良いのだろうか?という違和感もあります。もちろん無いよりはあった方が良いのですが。



今までの劇場は、障害がある人が来ることを想定した作りになっていませんでした。

大きな劇場に車椅子スペースはなんとかあるものの、その他障害については想定されておらず、私も何度も排除されそうになりながら、必死の思いで観てきました。


今年の四月から、障害者差別解消法の合理的配慮が事業者も義務になり、

聞こえないということも含め、様々な障害のある人が来ることを前提にした劇場づくりが求められています。


そのためには、どんな課題があるのか。

何を変えていく必要があるのか。

一つ一つ現状のやり方を変え、課題をクリアしていこうという宝塚の姿勢は素晴らしく、これからも前進していくことを願っています。