以前、ブログでこんな取り組みを紹介させていただきました。
帝国劇場の建て替えに伴い、
障害の有無にかかわらず楽しめる劇場を作って欲しいという署名活動です。
現在、2万筆超の署名賛同が集まり、
いよいよ!とうとう!!
帝国劇場(東宝株式会社)へ署名簿を提出することになりました!!
署名簿の印刷〆切は、
5月8日(水)の正午(12時)です。
お一人でも多くの方のご賛同を届けるため、署名活動へのご支援・シェア拡散をどうぞよろしくお願い申し上げます!m(__)m
◆オンライン署名活動URL:https://www.change.org/AccessibleTheatre
劇場は一度建てられたら、数十年はそのまま利用されます。現在の帝国劇場も、建てられてから50年以上経っています。
そして、劇場を建てたあとでバリアがあることが分かっても、すぐに改築や建て替えをすることは困難です。
少し前のこと。ある大企業の資本で、大きな劇場が建てられました。
私はその劇場で演劇作品を観るため、
期待を胸に劇場に問い合わせました。
新しい劇場なら音を聞きやすくする設備があるだろう、と思ったのです。
しかし、、
劇場からの回答は非常に残念なものでした。
その大きな劇場には、車椅子スペースと誰でもトイレという、最低限のバリアフリー設備しかないという回答でした。
車いすスペースは、1階の前方端と、2階の最後列。
車いすユーザーの知人に、この車椅子スペースの場所ってどう思う?と尋ねたら、
「また端っこか…」という、悲しげな返事がかえってきました。
このままでは、この先50年後も、障害ある観客にとって、良い鑑賞経験は得られないのでは…と感じた出来事でした。
これは障害者に限ったことではありません。
池袋ブリリアホールの手摺は、身長160センチの私が座ると、ちょうどステージに手摺がかぶるため、首を少し曲げて目線を下げて舞台を観ています。そのため、数時間の舞台鑑賞が終わった後は、背中や首が痛くなります。
しかし身長172センチの家族は、
手摺がかぶることは全くありません。
女性が多く来場する劇場なので、女性の意見を聞いて建てて欲しかった…そう思わずにはいられない舞台ファンは多いのではないでしょうか。
劇場のアクセシビリティ、バリアフリー設備も同じ。障害のある当事者から見ると、設備があったとしても非常に不便なことが多いのです。
現在、障害のある人の意見を聞いて建てられる施設が少しずつ増えています。
新しい帝国劇場が、劇場としてそのさきがけとなることを願っています。
皆様からのご支援を心より感謝いたします。
◆オンライン署名活動URL:https://www.change.org/AccessibleTheatre