シアターオーブで、マシューボーンのロミオ+ジュリエットを観てきました。

 

 

マシュー・ボーンの『ロミオ+ジュリエット』|【公式】ホリプロステージ|チケット情報・販売・購入・予約 (horipro-stage.jp)

 

Xで評判が良いのに席がガラガラという投稿を何度も観て、そんなに良いなら観に行くか!とチケットを購入。

 

普段は演劇を観ることが多くて、ダンス系舞台は数年前に観た髙部尚子さんの舞台以来です。髙部さんの舞台も面白かったですが、マシューボーンも観に行って良かったです。

舞踊系ジャンルの魅力に目覚めそう!私は結構金のかかる沼(趣味)を2つ持っているので、これ以上沼を増やしてはいけないのですが!!汗

 


 

名作「ロミオとジュリエット」の時代を近未来に置き換え、青少年の矯正施設で出会うロミオとジュリエット。

 

ロミオは政治家の親から見捨てられ矯正施設に入れられる。

ジュリエットは、施設の職員ティボルトから蹂躙されている。

 

近未来と言いながらも、現代のどこかでリアルに起きていそうな展開はひたすら凄惨で残酷。抑圧される若者たちの姿を見ていると辛くて涙が出てきてしまいそうになりました。

 

それでも、ダンサーたちの肉体の躍動、表現力、彼らが表現する愛の形はどこまでも素晴らしく、ただただ美しくて、いっときも目が離せませんでした。

 

私は舞踊鑑賞のド素人なのですが、本当に一人ひとりのパフォーマンスが素晴らしすぎてあっという間に終わってしまった、、という印象です。

 

こんなロミオとジュリエットもあったのか!と思わせられる作品でした。

また人種やLGBTなどの多様性を持たせていたのも良かったです。来日公演ですが、中に日本人ダンサーが一人いてビックリすると同時に嬉しくなりました。

 

 

お席について。

3日連続で舞台を観に行くため(汗)

費用を抑えたくてA席を取りました。

シアターオーブのA席、むちゃくちゃ観やすかったです。手すりが視界にかからないのに感動。以前、エリザベートのガラコンサートを観た時はバルコニー席でしたが、ここも観やすかった。ブリリアホール他に見習って欲しい。。。

 

カテコのみ撮影OK。

写真は自席から。

手前の手すりが舞台の光を反射していますが、全然舞台にかぶってません。

 

オーブで観てると、なぜブリリアホールは舞台に手摺がかぶるのか問い詰めたくなります。ブリリアの2階と3階は2列(?)置きに手摺があって、ことごとくかぶってます。


他の劇場も2階1列目は手摺がかぶることが多い。1列目って普通はラッキーと思うのに、手摺のせいで残念な席になるのは悲しい。

その点、オーブは素晴らしい。

 

  鑑賞サポートについて

 

台詞はないので、サポートの申し込みはしませんでした。なんの気遣いもなく、チケットをとるだけで、単なる一観客として観に行ける気軽さがとても良かったです。

 

演劇の場合、字幕が舞台上に投影される舞台は連絡なしで観られるのですが、その他はだいたい予約が必要です。時にはサポートが何もなく、交渉が必要になることも。

 

主催者に連絡をする必要がないのは新鮮!

そして本当に楽ちんでした。

 

念のため、会場でスタッフの方に、アナウンスなど注意事項を教えて欲しいと伝えたところ、書いて教えていただきました。

 


作品自体については、ダンスは視覚で楽しめるのでとても良かったです。

 

ただ、音楽の情報はもの足りないという状況はありました。私の場合、音は聞こえているのですが、あまり迫力がないのです。


以前、サウンドピクニックという音を振動で感じる装置を借りてミュージカルの舞台を観たことがあったのですが、こちらはすごく良かったです。どこの席でも使えるし、軽くて光ることもなく扱いやすかったのも素晴らしい。

 

こういった道具が舞台鑑賞の際に気軽に使えるようになると、

音楽のある舞台も、もっと楽しめるようになるのではないでしょうか。