少し前に舞台「イザボー」を観に行ってきました。(2回目)
既に大阪公演第千秋楽も終わったのですが、東京公演の話です。観賞サポートとして、台本データを入れたタブレットがありました。
タブレットお渡し受付看板が出来てました。
舞台イザボーを2回観て思ったこと
1回目は大絶賛した舞台イザボー。
2回目は私がこの舞台に慣れてきたせいでしょうか。。。
なんだか勿体ないなぁ、、、
と感じてしまいました。。
この舞台が決してダメなわけではない。
特にキャストは素晴らしく、歌もめちゃくちゃ上手い。
衣装も良いし、舞台装置も素晴らしい。
あんなにぐるぐる回る複雑な舞台装置は初めて観ました。
が、、、
また聞きたい~と思ったり、劇場から帰る時につい歌いたくなるような素敵な歌詞はなかったなぁ。歌で説明するタイプのミュージカルだからでしょうか。。
和製ミュージカルを作るということの大変さをひしひしと感じます。
この演出家は2.5をよく作られている方なので、本格を求めるのは間違っているのだろうか?
いや、決してダメではないのだけど…
死のコスプレも甲斐さんにやらせたかっただけやん。。
そういうお笑いに走らなくても、、、
そんなモヤモヤを消化しきれず、
2回目の鑑賞が終わったのでした。
SNSをみると、同じような感想を呟いている人もちらほら。私も1回目は絶賛したので、凄いインパクトがあることは確かです。
キャストが実力派揃いなので、もっとよくなったのでは…ああ勿体無い…そんな贅沢な気持ちがむくむくとわいてくる、そんな舞台でした。
鑑賞サポートについて
ここまで書いてきたようなツッコミを入れられるのも、
台本タブレットで歌詞やセリフを把握しながら観たから。
タブレットが無かったら、ここまで感じることはできていません。。
ナベプロさんがサポートの実施に向けて、一歩踏み出したことは素晴らしいです。
「ヴェラキッカ」の時は、紙台本の貸し出しすらNGで本当に悲しかったですが、対話を続けることは大事。
懸案の台本の修正にも対応されていました。
一方で困ったのは、開演前の盛り上げトーク。
開演の5分ほど前に役者が出てきて、電源を切るように…というような注意事項を笑いを交えてトークしたあと、
「シャルルセッツ!」という掛け声とともに観客も拳を振り上げるのですが、文字によるサポートがなく、
何を話しているのか、、なぜ拳を振り上げているのか、、、という戸惑いとともに舞台が始まりました。
終わった後、ナベプロの方と色々お話させていただきました。
女王として果てしない戦いを続けてきたイザボーと同様に、快適に観るためには果てしない理解を得るための戦いがあることを感じた舞台「イザボー」でした。