2回目は家族と鑑賞。
家族も、みりおちゃんファンで、
古い建築物も大好きなので、
2人でワクワクしながら劇場へ。
エリザベスアーデンとヘレナルビンスタインという二大化粧品ブランドの創始者の物語。
2回目は少し舞台を観る余裕が出てきました。
みりおちゃんが登場するシーンは
相変わらずキラキラ。
裁判のシーンで、かっこいい男役が少し顔を出してたけど、
あとは女性らしい美しいみりおちゃんでした。
衣装をスタイリッシュに着こなしていて綺麗だったなぁ。
男役っぽさは次の精霊の守り人に期待しよう。
原作知らんけど。
戸田さんの登場には、またもや圧倒。
♫アメリカよお待たせ と歌う所は、
一度失敗して戻ってきたにもかかわらず
貫禄をみせつけ、余裕すらあり、
戸田さんのイメージが変わった瞬間でした。
戸田さんの衣装もエキゾチックな感じのものなどすごく良かった!お洒落〜♫
2人の行きつけのレストランが被るシーンは
エリザベスが新聞で顔を隠して盗み聞きするのが面白い場面でもありますが、
当時、高い地位にある女性が、快適に心置きなく食事ができる場所があまりなかったのかなという気もしました。
最後の方で、エリザベスが言われる
「女性がお金を持つのはいいの。
でも稼ぐのはねぇ…」という台詞も
なかなかボディーブローのように
効きますわ。
ヘレナが家をキャッシュで買っても入居を拒否される描写もありましたが、現代でもきこえない人が入居拒否されることがあり、
差別は昔も今も繋がってる。
レストランでエリザベスは、
プルーンジュースやアスパラなど、
ヘルシーなものを。
エリザベスはマーケティングの達人でもあり、
私の化粧品を使ったら私のように美しくなる!と自分の美貌に気を遣う努力の人。
ヘレナはポテトなどガッツリ系料理を、
部下のぶんまで同じものを頼む。
そして、部下から健康を理由に食事をチェンジされるという所は面白かったなぁ。
常にこういう感じなので、家族もうんざりして離れていくのかも。。
稀代の凄腕経営者、スーパーウーマンも、
色々間違いながら必死に生きてるのがわかる。
ライバルとして戦いながら
上り詰めた二人だったけど
少しずつ時代に取り残され、
レブロンのような、安い若者向けコスメが台頭。
レブロンたちが歌うファイアー&アイスって実際にあるのね!👀
この歌、勢いがあってめちゃくちゃ好き。
今も頭の中でぐるぐる回ってる。
CD欲しい。
時代遅れの偉大な経営者を恐竜に見立てて、
部下たちが歌うシーンは、
2人の歌声も良かった〜!
歌詞は切ないけど、、、。
そしてラストシーンは
緊迫感あふれる、2人の出会い。
ここまで引っ張って、
実は初めまして、だったんかーい⁉️
ここで初めて対面したという設定で、
繰り広げられる2人の行動(アドリブあり)に
観客も目が離せない!
大量のサンドイッチを積み上げるヘレナと
ブドウを沢山持っていくエリザベスに
激しく笑いながらも、2人の生き方を象徴している気もした。
私たちは似たもの同士〜♫
そして別れる2人。
2人の歩んだ歴史の重みが、観客の胸に 密かにじんわりと積もってゆく。
そんな印象を受けたラストでした。
人間ドラマとしても凄い内容でしたが、重くなりすぎることがなく、爽快な気持ちで鑑賞できたのがとっても良かったです!
幕がおりる時にみりおちゃんが
最後まで膝をかがめて手を振っていたのが
可愛くて印象的でした。
今後、関西や名古屋でも上演されます。
沢山の方に観て頂きたい素敵な舞台でした。