私たちは、家族帯同で、ここケンタッキー州に住んできるが、

海外赴任の心配事の一つとして、子供の教育がある。

 

現在、長男は、日本では、高校1年だが、現地の高校(公立)では、

転校時に、すったもんだがあったのだが、それは別の機会に

書くとして、11年生である。

 

アメリカの数学のレベルは、低いと聞いていたり、

日本は、理数系が強いと思い込んでいたが、

「それは全くの勘違い」

と言ってもいいかも知れない。

 

ただ、地域によっても違うかも知れないし、

そもそもアメリカの高校のシステムが、

日本の高校のシステムと違うので一概には、言えない。

 

アメリカの高校のシステムは、むしろ

大学のシステムに似ている。つまり、

学びたいクラス(教科)を自分で選ぶのだ。

 

数学でも、簡単なクラスもあれば、

レベルの高いクラスもある。

アメリカの高校卒業後、

日本の大学に行くのであれば、

実は、このレベルの高いクラスを選択する必要は、

全くと言って無い。

むしろ、簡単なクラスを取って、

高成績を出す方がメリットがある。


私たちは、それを知らなかった。(大失敗!)

正解には、なるべくレベルの高いクラスを

受けるという見栄があったのかもしれない。

 

息子が、現在選択している数学は、

AP Statistics (統計学)だ。

 

 

今週勉強してる内容は、「カイ2乗検定」

日本の高校にも、「確率・統計」と言う科目が

あったが、そんなレベルでない。

どうみても、大学・一般レベルの数学だ。

 

私は、工業大学の情報工学科を出たので、

高校数学の教員免許を持っているが、

真剣に学ばないと歯が立たないレベル。

英語もよくわからない息子には、

正直無理があり、悪戦苦闘しながら、息子と戦っている。

 

あと高校数学では、TI社の関数電卓の使用が求められる。息子が使っているのが、以下のリンクの

Tl-84 Plus CE

 

 

会社で働く米人エンジニアも、職場で使っている

ので、その道の人には生涯使える関数電卓と

いえるだろう。


日本なら、確率・統計の問題は、付属の換算表を元に問題を解くと思うが、

アメリカの高校では、特殊な関数電卓を使いこなして、答えを導くのだ。

 

慣れない事が多いが、何だか面白い。