野村氏はその死の直前まで、オファーがあれば「監督」をやりたいと言っていたそうです。根っからの野球人、監督だったのです

つまり、監督として球団を渡り歩く覚悟をもった職業としての「プロ野球監督」だったのです。

これを「サッカー界」に置き換えると、どうでしょうか。

まず思い浮かぶのは、広島→浦和→札幌の「ミシャ」監督です。

「WEリーグ」でもベレーザ松田監督、浦和の森監督も要請を得てチーム監督に就任しています。若手でもこうしたプロ監督が増えてきているようです。プロ監督は勝てなけてば、あるのは実質「解任」です。監督としてのスキルをもって勝負する所属のない一匹狼あのフリーランス外科医「大門未知子」のイメージです。

浦和のスコルジャ監督。チェルシーからの米代表監督エマ・ヘイズ。欧米サッカー界では当たり前の風景ですね。ワールドワイド

世界が仕事場です。日本でも、選手ばかりではなくそうした世界に通用する「監督」の誕生が待たれます。よきプロ監督のもとで

よきプロ選手が育つ。サッカーのみならず、幅広ぃ教養、あくなき探究心、深い人生理解。そして何より熱いサッカー愛。

「楠瀬直木」氏にもそんな覚悟をもった「監督」になってもらいたいと思っています。シティやチェルシーを打ち負かすような。