代表監督の仕事は「なでしこジャパン」を勝利に導くこと、究極は「W杯」「五輪」での優勝。そのための選手選考は最大の権限だ。迷った時、くじ引きであろうと、占いであろうと、データであろうと、好き嫌いであろうと自由だ。要はそれで勝てばいいのだ。実現性はなかったが「島田芽依」「中嶋淑乃」選手なんかのプレイも見たかった。それぞれに見る側は、贔屓のチームや選手を期待するからファンの数だけのメンバー構成がある。

意外だった植木選手やハナ選手が決勝ゴールをあげるかもしれない。そしたらそれは池田監督の手柄である。機長、操縦士は監督だ。私たちはぞの乗客で、手を合わせ運命を託すしかない。

池田監督に不信感を持ったのはふたつ。W杯スエーデン戦でボランチの心臓部を潰しにくる戦略は素人の私でも予想できたのに無策で敗退したこと。そして、五輪最終予選のウズベキスタン戦で八百長まがいの試合をさせたこと。そんな監督に率いられた今のチームに勝利はない。もちろん選ばれた代表選手に何の罪もない