先日の広島戦後のインタビューを受けている「伊藤美紀」選手は校長先生の質問に一生懸命に答えている小学生のようで、思わず頬が緩みました。足元に目を向けると小さな靴で、どのくらいのサイズなのかしみじみ見てしまいました。

移籍加入以来、私はさんざん伊藤選手のプレイぶりにノー、不満を言ってきました。実績のあるボランチからもっとプレイ幅を拡げたい、直接ゴールに絡むプレイがしたいと言うようば移籍動機だったと思います。空白の左サイド前を埋めるべく役を担ったが水谷選手から球を受けてもプレスにバックパスの繰り返し。

前へ運べたとしても行き止まりになる。右サイドからのような有効なラストパスが出せない。私が考えた打開策は、中への浮き球の1タッチパスか、自ら横へのドリブルで運び、預けてさらに前へ走りゴール前で絡むでしたが、ずっともどかしい思いでした。

伊藤選手の持ち味は90分走り切るスタミナと俊敏さです。そしてここにきて、前線の選手としての勝負勘にも覚醒したかのような見事な3連続ゴールでした。あの愛されキャラとともに、今や「浦和レッズレディース」に欠くことのできないイレブンになりました。神戸戦での恩返しゴールも楽しみです。 See   you