例えレッスン | ボイトレブログ~diario capriccioso~

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嶋田多華子(しまだたかこ)
現役ソプラノ歌手
日伊協会長野 広報、イタリア語入門講師
音楽レクレーション専門員
日伊協会長野の活動の紹介や演奏会の告知、発声レッスンレポなど
自由すぎるブログ

こんばんは。


わたくしレッスンではよく

例え話をしております。




今のはうどんくらい太いから

そうめんくらいにしてくれ


だの


茹でたそうめんではなく

茹でる前のそうめんにしてくれ


だの


ショートケーキのイチゴをねじ込むのではなく

クリームの上にそっとイチゴを乗せてほしい


だの


歌い方や表現についての説明を

ついつい、食べ物に例えてしまいます。

上記の話が一体何の話なのか

詳しい説明を見てみましょう。





今のはうどんくらい太いから

そうめんくらいにしてくれ

👇

息が多すぎるから

もっと細く長く出しなさい


茹でたそうめんではなく

茹でる前のそうめんにしてくれ

👇

不安定なピアニッシモではなく

小さくても安定した声にしなさい


ショートケーキのイチゴをねじ込むのではなく

クリームの上にそっとイチゴを乗せてほしい

👇

発音に気を取られすぎて響きが潰れている

響きを維持して言葉をつけなさい




こんな具合に説明+例え話があると

とても分かりやすいと思いませんか?



先日、『ウニジェニテ』という歌詞があり

『ウニ』の発音が少し幼いのが気になりました。

しかし、ただ「発音を深くしましょう」と

言うのってつまらないですよね。

芸が無いというか、普通すぎて印象に残りません。


と言う訳で

「お寿司何食べたい?」と訊かれて

「うに!!」と答えた時みたいに聞こえる

お話しさせて頂きました。

みなさん大笑いで無事に深い発音になりました。


まあ…


レッスンは楽しい方が良いですよね!!


という話でした。




ケーキ食べたくなった🍰!!