釧路・根室の酪農畜産を守る緊急集会

が釧路市の耐震岸壁にて開催されました。

↓写真は、まさにこれからの地域を支える!との決意と覚悟を決めたthe担い手世代での1枚📸


TPPの時以来の大規模緊急集会とのことです。


コロナ、自然災害や天候不順、飼料や肥料はじめ資機材、燃油の高騰など、食糧生産の現場はこれまでにない危機的な状況です。


とりわけ、私たちの住む釧路・根室管内は草地型酪農地帯は畑地型に比べて搾乳量のキロあたり生産費で試算すると、5~6円/kgコストが高いとされており、道内の中でもとりわけ厳しい一面も指摘されています。

令和四年水準で試算すると…コスト割れ とのこと。


飼料価格高騰緊急対策が示されました。


ここで解説✒️

現在の飼料価格安定制度は、直前の1年間の飼料価格と比べて高騰した際に補填金が支払われる仕組みとなっています。

しかーーし!ウクライナ情勢に伴う穀物価格の上昇等により、直前1年間の飼料価格が高止まりしていることから、現行制度では今年10月からの第3四半期の飼料価格が、補填措置を行っても生産者の実負担額が増加することに…
そこで!農林水産省では生産者の実負担額を抑制するため、これまでの補填金とは別に、今年度第3四半期から生産コスト削減に取り組む生産者に対して補填金を交付し、実質的な飼料コストを第2四半期と同水準を目指すというもの。


私も挨拶の機会を頂きましたが、私はこの緊急対策の“不安要素”について意見させて頂きました。

なぜなら、この対策は“配合飼料価格高騰特別対策”となっています。

確かにプラスアルファの対策でありますが、何から何までも高騰している今、決して金儲けではなく、生産体制を維持するためには必要不可欠な対策です。加えて、第4四半期の手当については維持の有無についても明言はありません。

「いやいや、あれは特別な対策ですから。もうありませんよ」

と、言われるのではないか…

先行きの見えない国際情勢、台風の北海道上陸など、不安要素ばかりが襲いかかってくる現状です。



この機会に私と同世代の若手に、「緊急対策のみならず高い球を、中長期のビジョンを投げていこう」と呼びかけました。

食料安全保障、国防としての安全保障においても、国民の安定した食糧へのアクセスは必須です。

そのためには、生産現場がいついかなるときもその役目を果たし続けるということが大前提です!


生産者が、生産現場無くして、

食料安全保障は成り立ちません!!!!


そのために、今の農業に足りないものは何か。

若手の知識、経験に必要なものは、何なのか?

例えば、地元の農業高校は本当に地域を支える、令和のスタンダードたるスマート農業、輸出、六次産業化などに応えられるカリキュラムになっているか。若者らしい、大きなビジョンを訴えていくことも大切であり、ともに汗をかいていく!!と宣言させて頂きました。


九州の台風被害も大変心配です。

被害にあわれた地域の皆様にお見舞い申し上げます。被害が広がらぬことを願って病みません。

私が被っているのは、牛乳パックで使った帽子です👒😉