チュニジアで開催されていたTICAD(アフリカ開発のための国際会議)から31日夕方、帰ってまいりました。


TICADとはTokyo International Conference on African Development(アフリカ開発会議)の略。1993年以降、日本政府が主導し、国連、国連開発計画(UNDP)、世界銀行及びアフリカ連合委員会(AUC)と共同で開催。


中国、米国、EUなども同じような会議を設けていますが、特筆すべきは日本は冷戦終結後、アフリカに対する関心が低下した1990年初頭にその重要性を論じ、TICADとしてカタチにしました。今でこそ、各国各地域が取り組んでいますが、日本は間違いなく先駆者であると言えます。


日本が国際社会の中の日本から、世界に責任を果たしリードする国に成長・成熟するためにも、国際協力・地球規模課題に対する貢献は必要不可欠です。加えてアフリカには50を超える国地域が存在します。

国連においても、その存在感は言わずもがなです。

アフリカ各国各地域の日本に対する理解や信頼関係が、国際場裏において大きな意味をもちます。

さて、チュニジアではTICAD8の本会合はもとよりアフリカ48か国から20名の首脳級が参加されていた機会をとらえ、対面外交を行いました。

コートジボワール首相


シエラレオネ フランシス外相


コモロ ズベイリ議員


ベン・アベス 日・チュニジア商工会議所会頭

5月にはケニアでお会いをしており、嬉しい再会となりました😊


JICA中村理事


UNDPシュタイナー総裁

シュタイナー総裁とは副大臣時代にG7やウクライナ復興のための会議、そして、日本に来られた時も官邸にてお会いしていました。

有難いことに忙しいスケジュールの合間、わざわざ連絡を下さり時間を作ってくださいました。

対面外交で培った人間関係が、まさに功を成したといえます。


エザコンワ UNDPアフリカ局長

エザコンワ局長も日本でもお迎えし、会談を行っていたこともありチュニジアにおいても和やかかつ、忌憚のない意見交換になりました。

私の携帯ケースにいれている家族写真に気づかれ、家族や子どもたちの話しも。


ブシャマウィUTICA前会長

工業商業手工業連盟のブシャマウィ前会長は2015年のノーベル平和賞授賞者です。チュニジアでの平和的な政権移行に貢献した対話組織「国民対話カルテット」を構成する4団体の代表のお一人です。

昨今のチュニジアの状況や日本経済界との現状と展望などについて意見交換させていただきました。


などとの会談

そして、日本がUNDPを通じて支援している「身近な警察」の視察


ここでは、日本の警察のノウハウをもとに

住人からの相談、聞き取り、現場検証、被疑者への対応などをシミュレーション、訓練が行われていました。


デジタル化をすすめているそうで、たくさんのカメラがモニターされていました。

ここは訓練施設でもあるため、別室で警官の動きや対応をモニタリングしている、とのこと。




5月のケニア・ナイロビで開催された官民経済フォーラムでも登壇された日本人起業家との懇談。

場所は何とも素敵なリゾートホテルでした。

周りでは皆さん、水着で泳いだり日光浴したり…

ちょうどこのホテルの一室で、アフリカで活躍するスタートアップの皆さんが会してのセミナーが開催されていたために、場所がこちらになりました。

どう考えてもスーツ姿の私達は浮いてました😅


ABEイニシアチブ卒業生との懇談。


JICA“KAIZEN”案件により、生産性や労務環境などの改善が行われている企業の視察など、精力的に日程をこなしました!!



▶︎②につづく