みなさん、こんにちは。
緊急事態宣言の発令にともない、宣言中の東京⇔地元の移動を自粛しております。
明日は阿寒湖で湖水開きも予定をされていますが、残念ですがメッセージで失礼致します。
行動力より「機動力」を合言葉に、今置かれた立場で地域の声、声なき声をすくいあげるべく
対面でのコミュニケーションのみならずオンラインなどを積極的に駆使しながら政治活動を行っております。
何かありましたら、これまで同様に気軽にお声掛けください。
 
さて、旭川市で先月、中学2年の女子生徒が死亡して見つかったことについて、
旭川市の教育委員会は27日、いじめがあった疑いがある「重大事態」と認定しました。
その上で第三者による委員会に諮問して、来月から本格的な調査を始める方針を決めました。
 
記事を抜粋いたしますが、
「旭川市では先月、中学2年だった女子生徒が死亡して見つかり、背景にいじめがあったとする
一部報道を受けて、西川将人市長は先週、改めて調査するよう指示しました。」
 
以下、私の気になった点および今後の取り組みについて述べます
 「報道が出たから」ではなく1人の子どもが自死にまで追い込まれたから、ではないのか?
各種報道によると、例えば読売新聞では、
旭川の西川将人市長は「女子生徒の死亡について一部週刊誌でいじめの可能性があると
指摘する報道が出たため、改めて調査するよう指示」となっておりました。
 
保護者から相談もあった時に対応していたのか?
いじめ防止対策推進法では、
①いじめにより生命、心身または財産に重大な被害が生じた疑いがあるとき、
②相当の期間、学校を欠席することを余儀なくされている疑いがあるとき
に「重大事態」認定され、調査されることになっています。
「疑い」の段階で速やかに動くべし!ということなんです。
 
ブログの最後に資料をつけておきます。
文科省発出のいじめ防止対策推進法に則った、調査のためのガイドラインです。
【いじめの重大事態の調査に関するガイドライン】 
「…改めて、重大事態は、事実関係が確定した段階で重大事態としての対応を開始するのではなく、
「疑い」が生じた段階で調査を開始しなければならないことを認識すること。」 
 
ガイドラインの徹底を働きかけます!!
上記のガイドラインが徹底されていないことは明白です。
今回のケースは旭川市の所管ですが、国政からも成すべきことを行ってまいります。
法律が適切に運用されているのか、文科省に対し今一度全国に通達・発出することを求めます。
 
ケースワークとしての徹底検証の必要性
このタイミングでの「重大事態」認定というのは遅すぎる。
第三者委員会を立ち上げた、ということであればケースワークとして徹底的に検証することが必須です。
いじめ、自殺、虐待事案などの「検証」の多くが、総花・抽象的取りまとめになる傾向があります。
この反省を他にも生かす、という気持ちの裏返しかもしれませんが、
ケースワークとして徹底検証することを毎回積み重ねることこそ、予防・未然の施策につながります。
事後対応のための検証・マニュアル作りであってはなりません。
 
 
最後に・・・・
悲しいですが、間違いなく私たちが住む地域にも「いじめ」は存在します。
苦しんでいる子どもたちがいます。
子ども達はSOSを出している、と言われますが、子ども達も親のことを気遣ったり
周りのことを気遣ったり、自尊心との葛藤が合ったり、常にもがいていることと思います。
親だから子どものSOSに100%気づけるというわけでもありません。
でも、SOSに気付いたとき、苦しんでいることが明らかになったときには、まず
「どうして?」「何をしたの?」と質問攻めにする前に受け止めてあげたいな、と思います。
 
 
■相談窓口案内
あなたのいばしょ(あなたの居場所)は、
24時間365日、年齢や性別を問わず誰でも無料・匿名で利用できるチャット相談窓口です。
死にたい、苦しい、つらい、悲しい、DV、虐待、いじめなど様々な相談に応じています。
そして、専門家の対応や支援をうけることも重要です。
子どもも、親も、大人も一人で抱え込まないで大丈夫。
 
 
いのちSOS (lifelink.or.jp) 0120-061-338 (無料)
は、誰にも話せない、話したくない、、、 
でも、誰かに聞いてもらいたい・・・。
「死にたい」「消えたい」「生きることに疲れた」
あなたのそんな気持ちを、専門の相談員が受け止めます。
 
24時間子どもSOSダイヤル 0120-0-78310(無料)
いじめや学校、友達のことで悩んだらいつでも相談してください。